日本語と英語の音声学的特徴は大きく異なり、日本語と英語では、発音に必要な発声発語に使われる筋肉も異なる。今回、Discovering Soundsと協力し、プロンエイドが開発したeラーニングシステム『ネイティブの口』では、2段階の学習法により、日本人には困難であった英語の発音学習のハードルを低くする。
Step1:理論的に考えられた英語に必要な発声発語器官の筋肉のトレーニングを行い,個々の英語の発音練習の土台を作る
Step2:Step1で習得した筋肉の動きを応用しながら,個々の母音・子音・単語・文章などの発音を体系的に学習する
「アメリカに行ったこともないから英語の発音は苦手」「学校の授業では習ったけれど、実践していないから、自信がなくて英語は話せない」という多くの日本人の悩みを解決するために開発されたシステムだ。
『ネイティブの口』では、英語に必要な発声発語器官の筋肉トレーニングや全ての英語の子音と母音の発音方法を総数140本の3DCG画像で完全再現しているため、視覚的に、様々な角度から1つ1つの発音の動きを確認しながら学習することができることが大きな特徴だ。ソフトに組み込まれたAIが独自の発音テストで、各々の学習者にあった発音トレーニングを提案する。
Windows10搭載の汎用PCで使用でき、時間や場所を選ばず、誰でも自由な学習が可能だ。
3D透視映像で3つの角度から、舌、口、唇の動きをチェック
基本となる英語に必要な発声発語筋のトレーニング画像例
すべての英語の子音(27音)と母音(22音)が3DCG動画で確認できる。
また、発音できなかった発音記号は、ハイライト表示で可視化される。「問題の文章」をクリックすると、モデル音声が流れる(スピード調節可能)。「ユーザー発音」をクリックすると、自分で発音した単語をすぐに確認できる。例えば、「right」が正しく発音されると、以下のようにAIが採点する。
「right」が正しく発音されたとき
「right」が正しく発音されないと、以下のようにAIが採点をし、さらに、どのように間違えたのか、そして、どこを間違えたのかを教えてくれる。画面下の「l」(緑色)が間違って発音されていることが分かり、画面上の「r」(ピンク色)が発音できていないことになる。その「r」をクリックすると、「r」のトレーニングページに移動する。
「right」が間違って発音されたとき
また、同時学習機能では、「鏡モード」を選択し、動画を見ながら、Webカメラに映った自分の顔を視覚的に確認して学習することができる。
さらに、ランキング・偏差値システムでは、全ユーザーと比較し、自分がどの位置にいるかが客観的に分かる仕組みになっている。テストを受けることで、自分の実力がスコアに反映され、順位がすぐに分かり、偏差値まで分かる仕組みだ。テストは何回でも受けられ、ハイスコアが常に表示される。テスト後には、結果に合わせた解説も確認できる。
詳細内容
推奨スペック:OS:Windows 10、CPU:Intel Core i3 4160 3.60GHz以上、メモリ:8GB、モニタ:解像度1920×1080以上
運用開始日:2020年3月上旬
価格:1080円/月~1980円/月 *プランによって異なる
対象者:英語発音学習者、英語発音学習指導者全般(年齢、学習用途などによる単語のレベル等の調整可能)