0.2秒で「記憶に残る人」になる。印象的な「眉」のつくりかた

JGI/Jamie Grill/Getty Images


違和感と視点誘導という点において、眉は丸い立体をした顔の中におおよそ直線的に存在するため、顔の中で存在が際立ち、目に留まります。さらに表情に合わせて大きく動き、感情を明快に伝えてくれる眉は一層心に残ります。うれしいことに、メイクによって最も大きく変身できるパーツで、眉が変わるだけでもなりたい雰囲気にグッと近づけられる可能性に満ちています。

自信に満ちた印象になれる眉の作り方


具体的な眉の作り方ですが、基本的には眉や髪の色に合ったアイブロウペンシルが一般的に使いやすいと思います。最近ではより一層リアルな眉毛に描けるペンタイプのアイブロウも発売され、一本一本足りないところを毛流れに沿って描けば、とても自然な眉ができます。ツヤも出やすいので生き生き感もプラスできます。

▼カネボウ ペンシルアイブラウ


▼SUQQU フレーミング アイブロウ リキッド ペン



優しい印象にしたいときは、眉毛が柔らかく見えるパウダーアイブロウを使い、眉ブラシで目のフレームとシンクロするように、丸くふんわり描くのがオススメです。

▼カネボウ パウダーアイブラウ

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眉が薄く、寂しく見えやすいのが悩みなら眉をリキッドペンで眉の中央を上昇気味(もしくは下降しないように)に描きつつ、その上からパウダーで増毛するようにややふっくら太めに描きます。すると元気で福々とした印象に変わります。

少し太めで毛質が硬くゲジゲジして見えるときは、眉マスカラがオススメです。毛流れを整えながら眉を柔らかく見せ、ワイルドな印象を和らげてくれます。

▼シスレー フィト スルシル フィックス

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眉マスカラの色は、元の眉色と同じ色では顔色が暗く沈んで見えたり、より多く見えたりしてしまうときは、透明のものか髪の色や黒目の色を基準にやや明るめにすれば、自分の個性にフィットします。

また時には流行りの眉色を取り入れるなどして今の気分を取り入れてみるのも、変化があって楽しいものです。

ヘアメイクは自分らしさを伝えるツール。プロの立場から見ると、色や形など、その人が何をいいと考えどんな選択をしたかが見えやすいヘアメイクは、その人らしさを雄弁に物語っています。好きな色を使ったり、自分の特徴を一番に際立たせることで、みんなと同じメイクテクニックやトレンドを取り入れても、それに埋もれず、きちんと自分らしさも盛り込めるはず。

眉が整うと誰でも確実に美しさが増し、印象がより深くなります。

眉メイクを自分のものにして、記憶に残る人を目指してはいかがでしょうか。


岡田いずみ ◎ 大手化粧品メーカーに在籍し、広告ビジュアル、ファッションショー、商品開発に携わったのちフリーランスとして活動をスタート。多くの女性ファッション誌や美容雑誌、広告、アーティストのビジュアルを手掛ける。透明感とツヤをまとう肌づくりに定評があり、女優、タレントからの指名も多数。

文=岡田いずみ

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