「デザイン経営」の本質を考える


──デザインチームのワークフローやコミュニケーションの方法は?

形式的なものとして、デザインレビューは月曜日と木曜日にあります。マネージャー全員がチームを代表して参加し、それぞれにフィードバックします。

それとは別に私たちには社内フェイスブックがあります。みんな自分が取り組んでいることについて投稿します。「ねえ、皆さん、これについての簡単なフィードバックをお願いします」というように投稿することができるので、周りのチームのやっていることが透明性高く理解できる上に、すぐに意見をもらえるので自分の問題も解決できます。

──非デザイナーとの知識共有やコミュニケーションはありますか?

私たちの場合、職場での最高のパートナーはエンジニアです。なぜなら、ロジックを書く際に、彼らは私が気付いていないかもしれないエッジケースを見つけるからです。それに対して私はいつも彼らのフィードバックに感謝し、問題の解決策を見つけようとします。。エンジニアとデザイナーの最良のパートナーシップは、エンジニアがエッジケースの発見を支援し、ソリューションがスケールするのを協力するためにあります。根底にはお互いの尊敬があると思います。そして、そのためにはたとえ自分がコーディングができなくても、どのように構築されているかを理解しようとすることが非常に役立ちます。

エンジニアとの共同作業で興味深いと思ったのは、デザインシステムでの共同作業です。1つのコンポーネントをアプリのさまざまな部分で使用できる場合、再利用可能で広範囲に使用できるデザインシステムを構築することで、サイズを最小限に抑え、必要なテストの量を最小限にし、アプリの全体的な洗練と品質を担保できるのです。これは一緒に働くエンジニアだけではありません。すべての分野に同じことが言えます。

同じデザインシステムを使用するということが非常に有益だと感じています。



【Tools&Infrastructure(ツールとインフラ)】


──デザインシステムの話が出ましたが、ロール(役割)間のギャップを埋めるために有効なことはなんだと思いますか?

デザインツールがその役割を担うのではないかと思います。FramerやFigmaなどがデザイナーだけでなく部署を横断してコラボレーションして使えるものに進化していったら有益になっていくと思います。

近い将来プロダクトはコードベースではなく、プロトタイプを作成して同時に構築できるようなものになるかもしれません。それは、Origami(フェイスブックが開発したプロトタイピングツール)がやろうとしていることであり、FramerとPrinciple(共にUIデザインツール)もやろうとしていることです。プロトタイピングは、ツールボックスとして非常に便利なものになるでしょう。構成を知ることができ、また分解することもできます。エンジニアはゼロから理解する必要がなくなると思います。

文=リー・コーリー

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