フォーブス共同編集者

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TikTokなどの短編動画サイトを中心に新たなトレンドに浮上したのが、WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、20秒間の手洗いを呼びかける「セーフ・ハンズ・チャレンジ(Safe Hands Challenge)」と題されたムービーだ。

WHO(世界保健機関)は以前からソーシャルメディアを通じ、感染拡大の防止に向けた知識を拡散してきたが、TikTokに16日前に動画を投稿して以来、9個の動画を追加し、平均1000万回以上、再生されている。

比較のために別の数値をあげると、TikTokで最大の4000万人のフォロワー数を持つ、ローレン・グレイの動画の平均再生回数は、直近で440万回程度となっている。WHOのTikTokでのフォロワー数は44万8000人で、ツイッターとフェイスブックでもそれぞれ600万人近くのフォロワーを抱えている。

WHOはフェイスブックでは比較的、年齢層の高いオーディエンスにリーチし、TikTokでは16歳から24歳の年齢層にアピールしようとしている。

米国の新型コロナ対策のオピニオンリーダーとして注目される、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチは3月15日のCNNのインタビューで、「新型コロナウイルスは、若い人々にとっても重大な脅威になり得る」と発言したばかりだ。

今回のセーフ・ハンズ・チャレンジの動画の製作を指揮したのは、WHOでソーシャルメディア・オフィサーを務める30歳のAleksandra Kuzmanoviだ。「動画の製作にあたっては、TikTokのカルチャーに合致することを意識した」とKuzmanoviは述べた。

彼らの努力は実を結び、3月14日には人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」のアカウントが、セーフ・ハンズ・チャレンジのハッシュタグをシェアした。歌手のグロリア・ゲイナーもヒット曲「恋のサバイバル(I Will Survive)」の手洗いバージョンを公開した。

さらに、ブラジルのサッカー界のレジェンドのカカや、F1ドライバーのロマン・グロージャンも、このムーブメントに参加している。

ツイッターで62万人以上のフォロワーを抱えるWHOのテドロス・アダノム事務局長も、自身アカウントで、セーフ・ハンズ・チャレンジへの参加を呼びかけている。彼はここ数日間、ほぼ休みなく投稿を行い、クリスティアーノ・ロナウドやBTSらにもチャレンジに加わるよう呼びかけた。

編集=上田裕資

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