「幸運の女神は前髪しか掴ませてくれない」
──創業初期に「優秀な人」を引き寄せるために意識されていたこともお聞かせください。
「人とのつながり」を大切にすることに尽きるのではないでしょうか。
世の中で自分と志を共有できる人はそう多くはありません。そういった人が現れたときは、ひたすらその人との関係を大切にしないといけません。
「幸運の女神は前髪しか掴ませてくれない」という言葉にあるように、目の前にある出会いが幸運を引き寄せるかどうかはその時点ではわかりません。貴重な一つ一つの「人とのつながり」が、結果として運を引き寄せるのです。
──現在の採用ポリシーについてもお聞かせください。
まずは大前提にあるのは弊社のカルチャーである「“Humility”(謙虚さ)」、そして社内政治などをしない「オープンマインド」を見ています。また、悪いニュースこそ隠さない正直さや、情報を常にオープンにしておく意識も当社の大事な価値感です。あとはエンジニアだとしても「顧客志向」を持っていることを重要視しています。
弊社は2015年に「第1回 Ruby biz Grand prix」で大賞を受賞したことに現れている通り、世界的に見ても優秀なエンジニアが揃っています。エンジニアとして腕を磨くには最高の環境があると自負しています。
しかし、我々がやっているのはR&Dプロジェクトではなくビジネスです。創業メンバーがそうであったように、いまもメンバー全員が「顧客志向」を持ち、お客様に対して真摯に向き合うことを求めています。営業・マーケティングを核とするGTMメンバーは、当社の価値をお客様に伝え、またマーケットの声を製品に反映する当社の顔としての役割を、エンジニアはそれを支える大事なビジネスのイネーブラの役割を、それぞれ高いレベルで果たしてくれています。
「人とのつながり」を何よりも大切にしてきた弊社の姿勢は、創業時から変わりません。もし我こそはと思う方がいれば、ぜひトレジャーデータの門を叩いてくれると嬉しいです。