自分に合った企業を見つける3つの方法

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2. 自分の価値観に合った企業を見つける


仕事を探すとき、大半の人はただ職務説明を読んで「これならできる」と思い、すぐに応募する。あるいは、転職エージェントから求人について聞き、どうすればその仕事を得られるかを即座に考え始める。そうではなく、応募する前に立ち止まって、「これは本当に自分に合った仕事か」と考えるべきだ。

応募前からその企業が自分に合っているかを知る方法は色々ある。その会社が自分に合っていることを100パーセント確信できるわけではないが、合っていない企業を候補から消せることは間違いない。企業のウェブサイトを確認して、その裏にあるものを探ろう。企業の会社説明や部署の説明、採用情報のページを読むこと。

リンクトインを確認し、その会社で働く人についての情報を得よう。ニュースも確認し、その会社についてどのような意見があるかも見てみること。また企業の口コミサイトや、公式ソーシャルメディアアカウントも見る。

企業が述べていることや、どのように自社を表現しているかに気を配る。そこで働く人と接触し、相手の経験について尋ねてみよう。目標は、勤務開始前に、その企業についての全体的な視点を得ることだ。

またリサーチや応募、面接の際には「自分はここで働くことを楽しめるだろうか」と常に自問すべきだ。

3. 転職活動は徹底的に


どこへ行くかは自分で決めることをしっかり認識し、危険信号を見逃してはいけない。私の顧客の一人は最近、自分が求める企業文化が今になってようやく分かり、現在の職務に就いたことを後悔していると語った。最初の面接に出向いたときからその兆候はあったが、内定を承諾してしまったのだ。

同じ過ちを犯してはいけない。企業があなたを面接するのと同じく、あなたも企業を面接すること。直感を信じ、心の底では自分に合っていないことが分かっている企業に時間を無駄にしないこと。

一方、自分に合っている会社に対しては、あなたが会社にとって最適な候補者であることを熱心に、そして戦略的に示そう。その職務だけでなく、部署内や社内でも活躍できることを証明する。企業文化を理解し、なぜそれに共感を持ち、それが自分に合っていると思うかを示そう。これにより会社側は、あなたが会社に溶け込み、付加価値をもたらしてくれることが分かるだろう。

もちろん、完璧な会社はないし、全ての仕事には何かしら満足できない部分があるだろう。しかし、仕事で充実感を得るために必要な最重要要素や、それをどのようにして探すのかを明確に理解していれば、仕事の内容や一緒に働く人、職場が好きになれる企業に転職できる可能性が高まるだろう。

編集=遠藤宗生

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