自分に合った企業を見つける3つの方法

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新しい仕事を探している時は、どんな仕事でもいいからとにかく転職したいと感じてしまったことはあるだろうか? 入社してみないとその企業が本当に好きになれるかは分からないのだし、と自分に言い聞かせたことは?

こうした経験があるとしても、それはあなただけではない。これと同じ考えで転職し、好きでない仕事に就いてしまう人は多い。だからといって、楽しく働ける企業を見つけるのは不可能だというわけではない。恐らく、その方法が分かっていないだけだ。

それを避けるため、内定承諾、あるいは応募をする前から注意すべきことの一つに、企業文化がある。企業文化はいわば企業の性格であり、その会社の労働環境や価値観、使命、目標、従業員のコミュニケーション方法(あるいはコミュニケーションのなさ)を指す。

あなたにぴったりの会社とは、価値観や目標、働き方が合致した企業だ。ここでは、2020年に最高の会社を見つける可能性を高めるための3つのステップを紹介する。

1. 今の会社の文化を分析する


最初のステップは、自分のニーズに合った企業文化を明らかにすることだ。最も簡単な方法は、現在の企業で足りないものは何かを考えることだ。

自分の企業にはあまり多様性やインクルージョン(包摂性)がないため、より多様な人が働く職場で働きたいのかもしれない。今の職場では部門横断的に働くことがあまりなく、他部署と頻繁にやりとりできる会社で働きたいのかもしれない。

あるいは、社員の競争心が非常に強いため、そうではなく全員が共通の目標達成のため協力するような会社で働きたいのかもしれない。逆に、協調性が強過ぎて、もっと自立・独立した働き方ができる会社がよいのかもしれない。

これが全てではないが、自分のニーズや目標に最も合致した企業文化について考える際には、こうしたことを考慮すべきだ。ただし、現在の企業に足りないものだけにこだわらず、今気に入っている点で、次の会社にも求めたいものも吟味し、転職先で生き生きと働く上で最も重要なことを全体的に把握しよう。
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編集=遠藤宗生

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