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Photo by Rachel Luna/FilmMagic

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ディズニーは映画やドラマの製作の中断を発表した。ネットフリックスも、米国やカナダで撮影中の全ての作品の製作を一時的に停止している。

影響は俳優や監督、撮影関係者だけでなく新作を待ち望む消費者にも及びそうだ。実写版映画の「リトル・マーメイド」や、CBSの人気ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」の新作の公開スケジュールにも遅れが生じる。

製作中の映画ではギレルモ・デル・トロ監督の「Nightmare Alley」やリブート版「ホーム・アローン」、実写版「ピーターパン」、「ミクロキッズ」の最新作、「シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス」の製作が中断となった。

テレビ業界では「グレイズ・アナトミー」のほか、アレサ・フランクリンの生涯を描いた「Genius : Aretha」などが公開延期となっている。

ネットフリックスもドラマや映画の製作中断をアナウンスし、「ストレンジャー・シングス」や「グレイス&フランキー」の最終シーズンの公開が先送りになった。アップルも「ザ・モーニング・ショー」の撮影を中断した。

NBCユニバーサルやCBS、ワーナー・ブラザースは現時点では製作の中断を宣言していないが、今後は多数の新作の公開スケジュールが遅延しそうだ。

映画やストリーミング大手が2019年にオリジナルコンテンツ製作に注いだ費用は、合計で1210億ドルに達するとされる。そのうちディズニーが278億ドル、ネットフリックスが150億ドルだった。ネットフリックスは今年、170億ドルをコンテンツ製作に投じる予定だったが、製作の中断が相次ぐなか、この金額は当初の想定を下回りそうだ。

各社の撮影再開のめどはついておらず、期待されていた新作の公開が数カ月遅れになることも予想できる。ストリーミング事業者は新作の公開本数を減らすことになり、映画館の収益にもダメージを与えるだろう。長期的には広告企業の収益に打撃を与えることも十分想定できる。

編集=上田裕資

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