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Photo by Jose Perez/Bauer-Griffin/GC Images

新型コロナウイルスの感染拡大は、映画業界にも多大なダメージを与えそうだ。米国では、4月に公開予定だった「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」が11月に延期されたのを皮切りに、「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」の公開も約1年先送りになるなど、主要タイトルの公開スケジュールの変更が相次いでいる。

Hollywood Reporterらが実施した調査では、米国成人の38%が感染拡大を防ぐため、映画館を閉鎖することに賛同している。イタリアや中国では既に映画の上映が中止された。

中国では1月21日以降、映画館が閉鎖され、再開が見込めるのは4月の中旬とされている。欧州で最も被害が大きいイタリアでは、先週末の映画館の売上は500ドルにも満たない金額に落ち込んだ。

一方で北米の映画業界は現時点ではまだ影響を受けておらず、アメリカとカナダの映画館の3月6日の週末の興行収入は前週を4%上回る1億340万ドル(約100億円)に達していた。

しかし、企業が在宅勤務の導入を拡大し、大規模イベントの中止が相次ぐなかで、映画館に向かう人は減少する見通しだ。カリフォルニアやシアトルでは、一部の劇場が既に閉鎖を決定した。

調査会社コムスコアによると、2019年の全世界の映画興行収入は425億ドルに達したが、そのうち米国外の収入は史上最高の308億ドルに達していた。しかし、今年の映画業界は例年に比べ、大きく収入を下げることになりそうだ。

米国で上映が延期になった主要作品としては他に、「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」や「クワイエット・プレイス PARTII」「ムーラン」「ニュー・ミュータンツ」などがあげられる。

編集=上田裕資

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