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乳がんという「転機」


小林麻央さんのブログから引用したい。

「良い方をみてしまうとき、私は、なぜここまでにならなければならなかったのかな、と思うことがありました」

「でも、いつからか、私はここまでになる必要があったんだと思うようになりました。そう思えるときの穏やかさは魂が納得しているのだと感じます。魂って自分が思っているよりずっとずっと自分にロマンをもっているのでしょう。だからしんどくて寝ているときは小さい小さい世界に閉じ込められてるみたいに感じますが、実は逆で、魂は壮大な浪漫飛行中なのでしょうね」

私は、この病気を通して、気持ちよりも心よりもさらに奥にある魂が存在していて、それが揺さぶられる、という感覚は体験した。が、その魂が納得する境地、納得した魂がもたらす「穏やかさ」までは、想像できなかった。

麻央さんの苦痛が少しでもやわらいでほしいと、心の底から思っていた──。


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連載「乳がんという『転機』」。筆者は電通 チーフ・ソリューション・ディレクターでForbes JAPANオフィシャルコラムニストの北風祐子さん。

初動から立ち直るまでのブログ的記録。11人に1人が乳がんになる時代、大親友がたまたま医師だったおかげで筆者が知ることができたポイントを、乳がんの不安のある女性たちやその家族に広く共有し、お役に立てていただけたらと考えています。

連載はこちら>>

文=北風祐子、写真=小田駿一、サムネイルデザイン=高田尚弥

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