新型コロナ休校期間、何を学ぶ? 無料開放のオンライン教育6選

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校で臨時休校が広がり、問題視されているのが、子どもたちの家での過ごし方。安倍首相から要請があった3月2日から休校した場合、1カ月間の長期休みとなる。

学校に通えず外出の機会も減る中で、子どもも親も不安を抱えていることだろう。そこで、家にいながら学べるオンライン教育(遠隔教育)サービスが注目されている。少しでもストレスなく有意義な時間を過ごせるように、期間中、無料開放をしているサービスを紹介する。休校期間を活用して、プログラミングやクリエイティブ分野など、新たな学びに触れる子どもたちも増えるかもしれない。

1. N高のオンライン学習アプリで、クリエイティブ学習も


角川ドワンゴ学園N高等学校では3月1日から、同校で導入しているオンライン学習アプリ「N予備校」を全ての人に無料で開放している。「N予備校」は、ドワンゴがN高等学校と連携し独自に開発した学習アプリ。授業、問題集や参考書などの教材、Q&Aシステムが一つになり、WEB上で学習を進めることができる。

無料で提供されるプログラムは、大学受験コース(英語、数学、国語、理科、社会)、中学復習講座(英語、数学、国語)、プログラミングコース、Webデザインコース。大学受験コースでは指導経験豊富で受験を知り尽くした予備校講師の授業を、プログラミングコースでは現役エンジニアによる授業を受けることができる。

アーカイブされた映像授業は、ノートを取る際に一時停止したり、分からないところは何度も見返したりすることができる。さらに生配信の授業もあり、コメント機能を使って挙手や質問ができるなど双方向の参加型授業を体験できる。

3月5日からは、N高の提携スクール「バンタン高等学院」を運営するバンタンのオンライン学習動画配信サービス「Vantan FLIP CHANNEL」も学習アプリ「N予備校」内で無料開放を始めた。これにより、ファッション、デザイン、映像、音楽、写真、CG、美容などクリエイティブ分野の学習にも触れることができる。
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文=松尾友喜

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