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Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for Disney

ピクサーが製作した映画「2分の1の魔法(Onward)」は、同スタジオの作品としては初めてオープンに、ゲイのキャラクターを登場させた作品としてLGBTQコミュニティから称賛されたが、同性愛に厳しいスタンスをとるクウェートやオマーン、サウジアラビアなどでは上映が禁止された。

ダン・スキャンロン監督によるこの作品は、亡くなった父親にもう一度会いたいと願うエルフの兄弟が、魔法によって半分だけ復活した父親を完全によみがえらせようと奮闘する姿を描くファミリー向け長編アニメだ。

Deadlineの記事によると、問題とされたのは主人公の兄弟が女性警官の二人組と立ち話をする場面のセリフだという。女優のリナ・ウェイスが声優を務める女性警官の一人は、「新しく親になるのは本当に大変なもの。私もガールフレンドの娘には手を焼いているわ」と話している。

ロシアでは検閲の結果、ガールフレンドというセリフはパートナーに置き換えられたという。さらに、警官の性別を示唆するセリフは削除された。中東諸国でもレバノンやエジプト、バーレーンなどでは、この映画の上映に制限はないという。

「2分の1の魔法」は北米では3月6日から公開され、初週の週末に4000万ドル(約41億円)の興行収入を叩き出した。

ピクサーがオープンなかたちでゲイのキャラクターを登場させたのは今回が初めてだが、同社の親会社のディズニーも過去に同様なトラブルに直面した。2017年のエマ・ワトソン主演の実写版映画「美女と野獣」は、2人の男性がダンスホールで踊るシーンが問題とされ、クウェートやマレーシアでは上映禁止になった。

編集=上田裕資

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