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2020.03.12

コロナ対策、アマゾンでの便乗値上げに乗らないためには

szmuli / Shutterstock.com


──液体の消毒剤が必要なら、自分でつくろう。ドラッグストアで70%アルコールが見つかったら、保湿剤として少量のグリセリンを混ぜて、お手製の消毒液をつくるといい。アルコールを希釈しすぎてはいけない。米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、最低でも60%の濃度が必要だという。

グリセリンは、ハンドローションに使われる保湿剤だ。これは、アマゾンでも常識的な価格で見つかる(1オンス[約28g]で、71セント)。

──ドアの取っ手、電車の吊り革や階段の手すりに触れるときには、使い捨ての綿手袋で手を守ろう。手袋をすれば、手に付着した飛沫を顔に運んでしまうリスクが小さくなる(ただし、完全になくなるわけではない)。

アマゾンのお買い得品は、CARAブランドの手袋だ。サイズXLの24ペア入りが1箱20ドル、1組あたりなら83セントだ。この手袋には複数のサイズがあるが、子どものために買うのでないかぎりXLを選ぶことをおすすめする。ほかのサイズは小さすぎるからだ。この手袋は、数回なら洗って繰り返し使える。

ここで、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOにいくつかアドバイスを送りたい。

便乗値上げ業者の一掃に、もっとしっかり取り組んでほしい。検索結果のトップページに、在庫切れの商品を表示しないでほしい。検索結果については、単価の安い順に並べ替えられるようにしてほしい。

検索結果ページにひどい商品を散りばめれば、アマゾンは一時的に利益を得られるかもしれないが、それではひどいユーザー体験を生み出すことになる。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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