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ビジネスとしてのヴィーガニズム


ジェームス・キャメロン
映画「タイタニック」や「アバター」が記録的な大ヒットを生んだ、カナダ出身の映画監督。2012年より、自身の健康および環境への関心からヴィーガンとなる。気候変動への危機感を提唱しつつ、ドキュメンタリー映画の製作にも積極的に取り組む。

2005年にはカリフォルニア州内に、12年制の学校を設立。2015年よりこの学校で提供されるランチは、すべてヴィーガンメニューとなり、学校の設備自体も100%太陽光発電で運営されているという。

ビリー・アイリッシュ
今年のグラミー賞で、主要4部門を含む5部門を受賞。女性アーティストとしては初の快挙で、さらに最年少受賞ともなった。現在18歳の彼女は、ヴィーガンとしても有名で、その活動の範囲を広げている。

今年1月には、H&Mとのコラボで、持続可能な資源を使用したマテリアル(動物性由来素材は不使用)で自らデザインした、Tシャツ、帽子、ベルト、スウェットなどを発表。音楽以外にも、環境活動家として積極的に活動している。

ハリソン・フォード
「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズで有名な映画俳優だが、2019年には、国連気候行動サミット(Climate Action Summit)にも参加。

先ごろ出演したテレビ番組「Ellen Show」では、動物性食品を口にすることはほぼなくなったことを明かし、気候変動と真剣に向き合うときが来ていると、番組のなかでも熱心に語っているのが、ニュースでも取り上げられていた。

以上、ここで挙げた人はほんの一部。日本ではあまり知られていないが、アメリカ国内では有名な俳優、ミュージシャン、テレビタレントなど、まだまだ多くの人が、自分たちがいなくなった後、子どもや孫の代まで住み続けることができる地球環境を残すために、真剣に活動に取り組んでいる。

彼らのなかには、完全な菜食主義を実践している人もいるが、私自身は選択肢の1つとして考えたり、頭の片隅に意識として置いておいたりするレベルでも、十分に変化への1歩になるのではないか思っている。

温室効果ガスの排出をゼロにして、完全に止めることはできないにしても、加速を緩めるために何ができるか。その1つの方法として、ヴィーガニズムが推奨されるのは、ある意味、納得しうる事実であると、私は考えている。

全員がヴィーガンになることが最善ということではなく、個々の生活において、少しでもその意識を持つこと。そして1週間に1回でも、1カ月に2回でも、野菜だけ食べる日を設定してみたり、1日のうちの1食をヴィーガンにしてみたり、何かちょっとした行動を起こすことで、私たちの暮らす地球環境に貢献できることがあるのではないかとも考えている。

個人が一度にできることは小さいかもしれないが、たった1つの小さな行動が、多くの人を巻き込んでいくとしたら、それはとても大きな力を生み出すと、私は信じている。

地球環境のために、ヴィーガニズムを取り入れてみる。面白いアプローチではないだろうか。

連載:ビジネスとしてのヴィーガニズム
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文=Mei Kato

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