昨年10月に発売されたこのゲームは、バネの利いたリングと太ももに巻くバンドが同梱されており、モーションセンサーで運動を検知してゲームに反映する。ゲームのメイン部分はRPG仕立てとなっており、腕や足、お腹やヨガという4つのカテゴリで、自宅に居ながらフィットネスが楽しめる。
「リングフィットアドベンチャー」は現在、世界中で品薄状態で、Wiredの記事によると米国でもかなり入手が困難になっている。アリゾナ州に住む男性は最寄りのターゲットやウォルマート、ゲーム専門店のGameStopを探したが、全て売り切れになっていたという。
このゲームの定価は80ドルだが、イーベイでは130ドルで転売されており、アマゾンでは180ドルもの価格となっている。さらに、手元に届くまで2週間も待たされるケースも珍しくはない。GameStopの公式サイトによると、「リングフィットアドベンチャー」は現在、ニューヨークやロサンゼルス、ラスベガスなどの大都市圏の全ての店舗で在庫切れの状態だという。
類似製品もいくつかリリースされているが、ニンテンドーのゲームには対応しておらず、評価も悪いため、手を出さないほうがいいだろう。
しばらく待てば状況は変わるかもしれないが、筆者は悲観的だ。新型コロナウイルスの影響で、中国で製造されるゲーム機器は製造の遅延が続いている。需要を満たすほどの生産が可能になるのはかなり先になりそうだ。
どうしても運動を続けたいという人はやはり、外に出て他のランナーから距離を置きつつジョギングをするしかなさそうだ。もしくは、ジムが提供するオンラインのフィットネス講座に参加してみるのもいいだろう。
しかし、様々なオプションがある中で「リングフィットアドベンチャー」ほどの完成度を誇るフィットネスゲームは現状では他にない。