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起業は基本的に、自分一人の状態から始まるものだ。アイデアや大きなビジョンがあり、自分の企業の理念が何であるか、そしてそれをターゲット市場に伝える方法や実現方法を模索する。基本的に、起業は自分の頭の中で始まる。元になるのは思考だ。内向的な人は、外向型・両向型の人と比べ、自分一人で考えて過ごす時間が多い傾向にある。

私はネットワーキング(人脈作り)の戦略コーチでコンフィデント・イントロバート(Confident Introvert)の創業者であるステファニー・トーマを取材し、内向的な起業家が自分の性格を生かす方法について尋ねた。トーマは1000件近くのネットワーキングイベントに出席したり、イベントを主催したりして自分が抱えていた対人不安を払拭し、今では誰とでも話せると感じるようになっている。

以下に、内向的な起業家としての自分を愛するべき理由としてトーマが挙げた5つの点を紹介する。

1. 必要なのは充電の時間


「内向的な人の中には、状況に適応し、壇上に上がっても動じなかったり、知らない人と会話を始めたりするために、外向的な人と間違われがちな人もいる。しかし人々は、こうした内向的な人が一人の時間を過ごして充電していることを知らない」とトーマは述べている。

トーマは今年6月に出版予定の著書『Confident Introvert(自信ある内向型人間)』で、「孤独のサンドイッチ」という独自の概念とともに、人と交流する時間と一人で過ごす時間のバランスについてさらに深く踏み込んでいる。

2. 拒絶に強い


「起業家は何度も拒絶を経験する。破壊的な新技術であれ古い機器の改善版であれ、ビジネス界に新たなものをもたらす場合には、拒絶と自分のアイデアを理解できない人がつきものだ。内向的な人は幸運にも、自信の源が内面にあることが多く、自分の強さや弱さをよく理解している。これにより、内向的な人の多くは拒絶に対して耐性がある。内向的な人が厳しい批判や大きな称賛の声に比較的動じないことも珍しくはない」(トーマ)

3. 対人関係構築のエキスパートになれる


内向的な人は充電のために必要な時間を確保しつつ、ネットワーキングや新しい人に会うことを通常の習慣とすることで社会的不安を克服・管理できる。トーマは、内向的な人も対人関係のエキスパートになれると考えている。

「私たち内向的な人は、自分を観察・内省し、深く理解する。自分を理解することは、他者を真に理解する基盤となる」とトーマ。「恋愛関係と同じように、自分を愛することができなければ他者を愛することはとてもできない。自分が持っていないものを誰かに与えることはできない」

編集=遠藤宗生

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