職場でのいらいら、よくある要因と対処方法

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人は職場で長時間を過ごしており、多くの人にとっていらいらの種となるような共通の出来事があるのも驚きではない。履歴書作成支援サイト「Zety」による最近の調査では、米国の職場で最も一般的なフラストレーション要因を特定した。以下に、そうしたいらいらの種への対処方法を紹介しよう。

備品や機器の不備


時代遅れの機器や、バージョンの古いソフトウエアは従業員のフラストレーション要因の上位となっている。特にジェネレーションZやミレニアル世代の従業員の不満は大きい。古い機器やソフトは効率が悪く、不具合を起こすことも多い。時間を無駄にし、生産性を低下させる上に、従業員の不満も生む。

解決策として、最も古かったり、不十分だったりするテクノロジーを特定し、アップデートしたり交換したりしよう。予算の都合でそれが難しい場合は、古いシステムの使用を減らす方法を模索する。問題の当事者である現場の従業員に解決法を聞けば、思いもしなかったような方法を見つけてくれるかもしれない。

ミーティングが多過ぎる


メールで済ませられるような内容についてのミーティングも、いらいら要因の上位に入っている。ミーティングはやみくもに行われることが多く、常に時間の有効的な使用法であるとは限らない。ミーティング自体が悪いというわけではなく、上手に行うべきということだ。

ミーティングは効率を考えて行うこと。時間を制限したり、週に2回までと決めたりする。事前に議題をまとめておき、話題が脱線し過ぎないように努める。また、発言者が偏らないような進行にも留意しよう。

健康や衛生面に気を配らない


病気を押して出社する、職場で口を覆わずに咳やくしゃみをする、トイレの後に手を洗わないなどの行為は、特にインフルエンザが流行する時期には職場での病気の拡散につながる可能性がある。

従業員が病気を押してまで出社しようとする問題に対しては、病気にかかった際の在宅勤務を認めたり、有給休暇の取得を奨励したりすることが最善の解決策になる。多くの人は、収入減を避けるために病気でも出勤しようとする。在宅勤務を認めれば、職場内での病気の拡散を防ぐと同時に、従業員が仕事を休む必要もなくなる。

その他の衛生問題に関しては、職場の各所にポスターを貼り出して衛生への意識を高める努力をすること。簡単な解決策はないが、ビジュアル的に注意を喚起することにより、まずは数人からでも普段の行動に気をつけてくれるだろう。

簡潔に言えば、職場でのフラストレーション要因をなくす最も良い方法は、問題があることを認め、改善のための措置を講じることにある。

編集=遠藤宗生

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