制作200時間の超現実派鉛筆画。22歳の天才作者に海外も瞠目

超細密鉛筆画家、大森浩平。本人のツイッターには「芸術より技術」という言葉も見えるが、その精密さには誰もが言葉を失う。輪郭を再現するばかりでなく、質感を対象のそれ以上にといってもよいほど生々しく紙の上に移し替えること、いわば現実を超えた現実描写こそが、彼の得意技だ。

彼の仕事ぶりはユーチューブで公開されてもいる。



海外のメディアも多く取り上げる彼の作品について以下、日本を訪れる旅行者や、海外からの日本長期滞在者向けメディア「Japan Inside(japaninsides.com)」の記事から紹介する。



鉛筆と紙だけで作られているといっても、信じがたいだろう。だがそれは真実なのだ。

大森浩平は岡山県出身の22歳。個々の作品に200時間以上を投じる。極細の線描、正確極まりない手さばき、瑕疵のひとつも見つけられない完璧な仕上がりに、ツイッター上では「正気の沙汰じゃない(insame)」「常軌を逸した天才(mad genius)だ」と称する声もある。

彼のシグニチャー的な作品ともいえるのは、硬質そのものの物体、たとえばナットやボルト。そのほか、英国のモデル、ソフィア・ブラックボローの肖像も印象的だ。その画力は、たとえばナイジェリアの超現実派鉛筆画家アレンツ・スタンレイやC・J・ヘンドリーといった海外のアーチストにも引けをとらない。

大森浩平の作品のいくつかを、実際にスクロールダウンして観賞してほしい。





















訳・構成=石井節子

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