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アメリカの中でも、旅行者の往来が盛んで日本人にとっても親しみのある場所、ハワイ。3月に入り、2人の新型コロナウイルス感染者が確認された。

1月は1日平均4000人以上の日本人がハワイを訪れており、2月上旬までハワイ旅行をしていた日本人男性が帰国後、新型コロナウイルスへの感染が確認された。だが、現地ではなぜここまで感染者が出なかったのか。また今後は、新型コロナウイルスによってどのような影響を受けるのだろうか。ハワイ在住の筆者が、現地からお伝えする。

ハワイ州知事が非常事態宣言を発表


アメリカでは2月半ばまでは国内での感染者数が数十人程度にとどまっていたが、2月下旬から各地で感染者の数が増大。3月10日時点で、確認された感染者は647人、死者は25人にまで増加した。アメリカの中でも特に感染者の多い地域が、西海岸のカリフォルニア州やワシントン州だ。この影響から、2月29日にワシントン州、3月4日にはカリフォルニア州が相次いで非常事態宣言を発表する事態となった。

そしてアジア各国からの往来が盛んなハワイ州でも、まだ感染者は報告されていなかったものの、3月5日には、デイビッド・イゲ知事が非常事態を宣言。新型コロナウイルス発生に備える州資金の支出や、迅速かつ効率的な対応を許可した。

そして奇しくもハワイ州で非常事態宣言が出された翌日、3月6日、ハワイで初となる新型コロナウイルスの感染者が確認されたのだ。この感染者はハワイ在住者で、乗客の中に感染者が確認されたクルーズ船「グランド・プリンセス号」に2月11~21日まで乗船しており、その後メキシコからハワイまで飛行機で戻ったことがわかっている。

2日後の3月8日には、2人目の感染者も判明。この感染者はワシントン州に滞在していたところ体調不良となり、3月4日にホノルルに戻ってから入院し検査を受けた模様だ。この感染者は高齢で重症となっており、現在もオアフ島の病院に入院しているという。

文=佐藤まきこ

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