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Photo by RossHelen / Shutterstock.com

ヴィーガニズムの人気が世界中で上昇しており、ポップカルチャーや小売、さらにはスポーツなどの分野が熱い視線を注いでいる。

科学的な証拠によれば、未精製の植物由来食品を多く摂る食生活は、全般的な健康、免疫機能の向上、心血管系の健康、長寿など、健康上好ましい結果と関連している。したがって、植物ベースの食生活を実践すれば、スポーツを含めたさまざまな分野でパフォーマンスが向上すると考えるのも、理にかなっている可能性がある。

批判的な人の多くは、スポーツ界に見られるこうした趨勢を、確実な科学的根拠のない一時的な流行だと切って捨てている。だが、効果が立証されているか否かにかかわらず、確かなことがひとつある。それは、植物ベースの食生活がスポーツ界で増える傾向にあり、その目覚ましい効果を支持するアスリートの数も増えているということだ。

以下では、スポーツ界でヴィーガンが増えている5つの理由を紹介する。

植物由来の食品の多くは、肉よりもタンパク質が豊富


昔から、「1日に必要とされる量のタンパク質」をアスリートが摂取できる唯一の方法は、肉を食べることだと信じられてきた。だが、栄養をめぐる理解が進むにつれて、その考え方も変わってきた。

実のところ、植物由来の食品の多くは、肉よりも豊富にタンパク質を含んでいる。1オンス(約28g)の肉にはタンパク質が7g含まれているが、この量は、多くの植物由来の食品と同程度だ。

科学誌「ニュートリエンツ(Nutrients)」に掲載された2019年のドイツの研究では、ビタミンB12を補給しつつ植物ベースの食生活を送ったアスリートの栄養素充足率は、肉を食べていたアスリートよりもわずかに高くなることがわかった。

たとえば黒豆は、一食あたりタンパク質15gを含み、鶏のドラムスティック(骨付きの下もも肉)よりもタンパク量が多い。また、レンズマメ1カップにはタンパク質18gが含まれ、これはハンバーガー1個分のタンパク量を上回る。

カルシウム、鉄、ビタミンB12など、そのほかに必要とされる栄養素は、枝豆などの植物由来食品で補える。枝豆には、1日に必要なカルシウム量の27.6%が含まれている。強化オレンジジュースを1杯飲めば、1日に必要なカルシウム量の半分を補給できる。ホウレンソウには、肉よりも多い鉄分が含まれているし、ダークチョコレートの鉄分量は肉の6倍にのぼる。ビタミンB12に関しては、強化食品やサプリメントを摂ることで、健康をしっかり維持できる。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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