インポスター症候群と永遠に決別する方法

G-Stock Studio / shutterstock.com

仕事をする上で、「インポスター(詐欺師)症候群」に陥っている人は多い。この原因は大抵、自分の能力に関する自信のなさにある。メリアム・ウェブスター辞典はインポスター症候群について、自分が達成した成果に自信が持てず、自分の成功はただの幸運か、まやかしだと感じることと定義している。

スピリチュアルアドバイザーで作家のクリスティン・フレッドハイムはそうした人に向けたアドバイスとして、「鏡に向かってポジティブなことを大きな声で言うと、とても効果がある」と言う。「鏡に向かって話しかける内容は、自分の生き方に反映される」

まずは、自分に自信を持たせてくれるようなお気に入りの格言を暗記し、不安を覚えた時に唱えるようにしよう。また、キャリアの節目となったような瞬間の写真を印刷し、いつでも目に付く場所に貼っておく。自分自身に対し、「私は今の仕事に値する人間だ」と言い聞かせれば、マインドセットが思考から行動へと根本的にシフトするだろう。

フレッドハイムによると、自尊心は自信とは異なる。「自尊心とは、自分に対して持つ愛情のこと。一方で自信は、行動を促す。自尊心がなければ、重度のインポスター症候群に陥ってしまう」

以下に、自己不信を克服し、インポスター症候群を克服するための手始めとなるフレッドハイムからのアドバイスをいくつか紹介する。

毎日、自分自身を見つめる


仕事帰りのダンス教室でもヨガでも瞑想(めいそう)でもよいので、リラックスする時間を作ること。これは、自分自身と向き合い、問題点を洗い出して解決方法を見出す時間になる。

仲間を作る


自分を高めてくれる人たちと付き合うこと。友人でも、会社の同僚でも、メンターでも、自分に自信を持たせてくれ、目標へ向かって頑張ろうと励ましてくれるような人に囲まれるようにしよう。

ロールモデルから学ぶ


憧れの成功者に見習い、そのキャリアから学ぶ。その人に関する記事を読み、集中力、生産性や充足感を持続するために実践しているセルフケアや日々の習慣は何か知ろう。

休息を優先する


頑張る時間と同じくらい、休息の時間も確保すること。睡眠不足は、気分に悪影響を与える。毎日、適度な睡眠時間を取るように努力することが大切だ。

ソーシャルメディアから離れる


現代人は、他人と自分とを過度に比較し、こう生きねばならないと決めつけてしまう傾向にある。そうしたプレッシャーから自分を解放できれば、もっと大切なことへエネルギーを向けられる。

編集=遠藤宗生

ForbesBrandVoice

人気記事