乳がんという「転機」


Mは、こう教えてくれた。

「いっぱいいます。10年経って寛解して年一回がん検診に来ている人、とてもいっぱいいます。外来でよくお会いします。皆元気そうです。検査結果の良いことをほんとうにうれしいと喜んで帰られる。その喜び方が、がん未経験者とは大きく違うので、こちらもうれしくなるくらい。検査はそういう意味では真剣に真摯に受けているのだなと感じますが、それ以外の時はほんとうに元気そうです」

私は100歳まで生きたいから、「10年生存率」とかでは年数が足りない。落ち込む。5年とか論外。もっと先のデータが欲しい。ちなみにMには101歳以上生きてもらって、私の弔辞を読んでもらいたい。



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連載「乳がんという『転機』」。筆者は電通 チーフ・ソリューション・ディレクターでForbes JAPANオフィシャルコラムニストの北風祐子さん。

初動から立ち直るまでのブログ的記録。11人に1人が乳がんになる時代、大親友がたまたま医師だったおかげで筆者が知ることができたポイントを、乳がんの不安のある女性たちやその家族に広く共有し、お役に立てていただけたらと考えています。

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文=北風祐子、写真=小田駿一、サムネイルデザイン=高田尚弥

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