だが、世界の空港の中には、この通念を破るところもある。空港は今や、映画館や屋上プール、さらには滝までも備え、旅と体験の一部となりつつある。
1. サーフィン(ドイツ・ミュンヘン空港)
信じられないかもしれないが、ミュンヘン空港では毎年夏になると、空港の中心に波の出るプールが設置され、4000人以上が利用。サーフィンのレッスンさえも提供されている。サーフィンをする気がない人でも、少なくとも待ち時間に観客となって楽しむことができる。
2. ひまわり、サボテン、ラン園(シンガポール・チャンギ空港)
シンガポールのチャンギ空港は多くの賞を獲得し、世界最高の空港との評価を常に受けてきた。それも納得、同港には新鮮な空気が吸える庭園が多数あり、長距離便に乗り継ぐ前のリラックス手段としてぴったりだ。
3. アイススケート(韓国・仁川国際空港、米デンバー国際空港)
韓国最大の空港である仁川国際空港は「アイス・フォレスト」と呼ばれる人工氷のアイススケートリンクを備えている。リンクは年中オープンしており、フライト間の暇つぶしにもってこいだ。米コロラド州デンバー国際空港にもアイススケートリンクがある。
4. ゴルフ(香港国際空港)
香港国際空港には、なんと小さなゴルフコースがある。このコースの名前は「スカイシティ・ナイン・イーグルス」で、同港を利用する人なら誰でも使用できる。人気があるため予約をした方がよいが、飛び入りでプレーすることも可能だ。
5. 映画館(複数の空港)
映画館は世界の空港で一般的な設備となりつつある。シンガポール・チャンギ空港の映画館は航空機の離着陸を見ながら映画鑑賞ができる素晴らしいロケーションにあるが、ポートランド国際空港やミネアポリス・セントポール国際空港、香港国際空港などにも映画館のサービスはある。