とにかく機械式という時代は終わった──3人のジャーナリストが時計を語る

福留亮司(左)、本間恵子(中央)、篠田哲生(右)


篠田哲生のベスト5
1 カルティエ「サントス-デュモン SM」
2 ゼニス「エル・プリメロ リバイバル」
3 チューダー「ブラックベイ クロノ S&G」
4 ベル&ロス「BR05」
5 ボーム&メルシエ「クリストン ボーマティック」

ブランドの歴史や時計自体のスペック、デザインの美しさ、そして価格。すべてが好バランスでまとまっている時計をセレクト。過不足なく整ってるけど地味ではなく、ビジネスシーンに華を添えてくれる時計たちです。

本間恵子のベスト5
1 ブレゲ「マリーン レディ 9517」
2 シャネル「プルミエール ヴェルヴェット」
3 オーデマ ピゲ「ミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィーク」
4 ハリー・ウィンストン「ウィンストン・カレイドスコープ・バイ・ハリー・ウィンストン」
5 パテック フィリップ「Twenty〜4 オートマチック7300/1450R」

文字盤やダイヤモンドセッティングをアップデートし、より高級感を出す工夫に心惹かれた。デイタイムの多彩なシーンで活躍するフレキシブルなデザインなど、女性のライフスタイルに寄り添うものが多かったのも印象的だ。

福留亮司のベスト5
1 パテックフィリップ「カラトラバ ウィークリーカレンダー 5212A」
2 カルティエ「サントス-デュモン SM」
3 カール F. ブヘラ「ヘリテージ バイコンパックスアニュアル」
4 ブライトリング「プレミエ B01 クロノグラフ 42ノートン エディション」
5 ショパール「L.U.C XPS ツイストQF」

かなり自分の好みが入ってます。シンプルで、クラシカルなものに惹かれました。そして、大きくなくて、腕に馴染むもの。わりとどこへでも着けていける汎用性のよさも選ぶ基準のひとつでした。

篠田哲生◎雑誌編集者を経てフリーに。時計に携わるようになって15年。スイス取材歴は13年。時計学校も修了し、時計も身銭主義を貫く実践派。

本間恵子◎ジュエリーデザイナーを経て、宝飾専門誌で時計関連の記事を担当した後にフリーになり、ジュネーブ、バーゼルの時計フェアの取材を開始。

福留亮司◎ファッション誌の編集に携わり、「エスクァイア日本版」副編集長を経てフリーに。毎年ジュネーブ、バーゼルの時計の見本市を取材している。

text by Ryoji Fukutome

この記事は 「Forbes JAPAN 1月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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