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ソフトバンクグループ創業者 孫正義(Getty Images)

日本を代表する起業家である、ソフトバンクグループ創業者の孫正義。2016年には運用総額10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立し、世界を相手にした挑戦を続けている。

孫の言葉から、彼の創業以来変わらぬベンチャースピリットを紐解く。

孫正義の成功までの軌跡


孫は1957年、佐賀県で在日韓国人実業家の4人兄弟の次男として生まれた。彼が幼少期を過ごしたのは、佐賀県鳥栖市の在日韓国人の集落で、住所は番地のない「無番地」だった。

中学の頃には徐々に暮らし向きも上向き、久留米大学附設高等学校に入学。当時、「竜馬がゆく」に影響を受け、「何かでっかいことをして、多くの人を助けたい」という志を抱き、留学を決意した。

血を吐いて倒れた父親を置いていくことを親戚から批判されるも、高校を中退するなど退路を断って渡米。英語学校、サンフランシスコのセラモンテ高校を経て、1975年にホーリー・ネームズ・カレッジに入学した。

1977年にはカリフォルニア大学バークレー校経済学部に編入学し、1980年に卒業。

大学在籍中に発明した自動翻訳機をシャープに売り込み、1億円を手にした孫はソフトウェア会社である「ユニソン・ワールド」を福岡で設立。81年に、日本ソフトバンク(現 ソフトバンクグループ)を、96年には、「Yahoo!JAPAN」を設立した。

2006年には、ボーダフォンの買収による携帯電話事業への参入。16年にソフトバンク・ビジョン・ファンドを設立するなど、ビジネス規模を拡大させ続けている。

1. ソフトバンクは1兆、2兆と数えてビジネスをやるようになる。豆腐屋の心意気だ


ソフトバンク草創期、まだ数少ない社員の前で語った言葉。「兆」という単位を見据えていることに、当時の社員からは理解されなかったようだが、結果的に言葉通りの状況を実現している。

2. 反省はするが、萎縮はしない


「WeWork」への投資による巨額赤字で、批判を浴びた時に述べた言葉。ITバブルが崩壊し、ソフトバンクの株価が100分の1になった時や、携帯電話事業に参入するためのボーダフォン買収など、孫は様々な場面で批判に晒されてきた。しかし、成果を残すことで、周囲の批判をはねのけてきた。

3. 頭がちぎれるくらい考えろ


苦難から逃げない姿勢も孫の特徴のひとつ。決して恵まれているとは言えない環境で育ち、単身で乗り込んだアメリカ留学、ITバブルの崩壊など、多くの苦難を乗り越えてきた。苦難に直面した時に孫が取る方法は徹底して考えることだ。

4. 10秒考えてわからないものは、それ以上考えても無駄だ


孫について大胆で危険を恐れないイメージを持つ人も多いが、孫の弟で同じく起業家の孫泰蔵によると、綿密な調査をして取るべきリスクを精査しているそうだ。

5. 目標は明確に口に出した方が良い。周りにコミットする事で自分を追い込んで行けるから


約243万のフォロワーを抱える孫のTwitter。最近ではつぶやく回数は減ったが、過去には様々な提案や要望に対して「やりましょう」の決め台詞で応じ、多くの人とコミュニケーションをとっていた。自身の経験に基づいたツイートに、多くの人が共感した。

文=谷村光二

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