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「ルンバ s9+」の発表会に登壇したアイロボット・コーポレイション CEO/創設者 コリン・アングル(右)と、アイロボットジャパン合同会社 代表執行役員社長 挽野元(左)

iRobot(アイロボット)は、2002年から展開するロボット掃除機 ルンバの最新・最上位モデル「s9+」を日本発売した。ルンバ s9+は既存のロボット掃除機の範疇に止まらず、スマートホーム連携を見据え、人間のライフスタイルの進化を狙って開発されたという。Forbes JAPANの編集部員が実際に使ったレポートを交えつつ、その進化の核心を探った。


部屋(Room)とラテン音楽のルンバ(Rumba)にちなみ命名されたロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」。その名は、製品発表会でアイロボット CEO/創設者コリン・アングル氏が口にした「ロボットが当たり前に存在する世の中を夢見てきた」という言葉を具象化する。掃除という古より続く人類共通のルーティンワークは、かくも親しみやすい名のロボットによって、その在り方を変えようとしている。

新製品「ルンバ s9+」は2002年の誕生以来円形だったシェイプをD型に一新したり、ナビゲーションテクノロジーを採用するなど多くの改良により、“部屋で踊る”という名にし負う機能美を実現している。



D型シェイプの採用は、ユーザーの願いである「徹底した清掃」を本気で叶えるモデル。前方がフラットな形状に変更されたことで、従来比で30%幅広なブラシの搭載(※1)が可能になり、一度に清掃できるエリアが拡大。吸引力もスタンダードモデルと比較して40倍向上した(※2)。充電ステーションも兼ねる「クリーンベース」には、s9+が吸い込んだゴミを自動でまとめる機能を装備。本体内のダスト容器30杯分を溜め込むことができ、日々のゴミ捨て作業は不要だ。

※1 AeroVac搭載のルンバ 600シリーズとの比較
※2 ルンバ 980、e5、i7との比較



「ルンバ s9+」本体と専用クリーンベース


「ルンバ s9+」の底面部

屋内のどこにいるか、これからどのように清掃するかを案内する技術「vSLAMナビゲーション」を搭載。部屋の間取りや家具の位置を学習し、未清掃/清掃済エリアの区別をも可能にする「Imprintスマートマッピング」により、アイロボット専用アプリから清掃エリアを指示できる。本体上部の光学センサーにより収集される空間分析用情報(データポイント)は毎秒23万400以上、1.3GHz駆動のクアッドコアプロセッサーにより処理されるというから、データ量と高い演算能力が新しいルンバを下支えしていることがわかる。


「vSLAMナビゲーション」を搭載し、部屋の間取りや家具の位置を学習する

掃除機にここまで徹底した情報化が必要な理由は、アイロボットジャパン 代表執行役員社長の挽野元の「提供するのは掃除機"だけ"ではありません」という言葉がすべてを物語る。アイロボットは、ルンバが収集したデータを水拭き・芝刈りなど他の家庭用ロボットに提供する、スマートホーム・プラットフォームの実現を計画しているというのだ。AIや音声認識、空間認識に継続利用されるデータを取得/演算するのだから、ルンバ s9+に情報処理能力向上が求められたこともうなずける。

賢く、速く、パワフルな最新のルンバ s9+。家庭用ロボットというと、つい10年ほど前まではタイムマシンで未来からきたネコ型ロボット、はたまたアシモフのSF小説に登場する読心ロボットを連想したものだが、いまや現実的な選択肢として「ロボット掃除機」が存在する。敢えて人間が"掃除をしない"ことは、未来への扉を開けるための一歩になるかもしれない。


Forbes JAPAN編集部スタッフが、家族で“掃除をしない”体験

それでは、実際にルンバ s9+を使うとライフスタイルはどのように変化するのか。Forbes JAPANでキャリア事業を担う、Forbes JAPAN CAREER編集長の後藤亮輔が、実際に自宅で使って試してみた。業務を通じて現代の多様な働き方に向き合う後藤は、ルンバ s9+がもたらしたライフスタイルの変化をどのように感じただろうか。


Forbes JAPAN CAREER 編集長 後藤亮輔

―― 自宅でルンバ s9+を使ってみて、日々の生活にはどんな変化がありましたか?

後藤 私は編集者であり事業責任者、妻はジュエリーのデザイナーです。私は土日休み、妻は平日休みのシフト制、それぞれ帰る時間も違い、どうしても家事、特に掃除において二人でやるということができず、せっかくの休日に負担がのしかかってしまう。それがお互いにとってストレスでした。きれいではない家に帰るのも、やはり気持ちよくないですよね。

ルンバ s9+を使い始めてから、掛け値なしに生活が変わりました。それまで他社のロボット掃除機を使っていましたが、レベルが違います。まず、自宅外からアプリで操作できることが大きい。そして何より、清掃レベルが高い。吸引力が抜群で、これまで気になっていた部屋の隅のほこりまで掃除してくれます。きれいになった我が家が、仕事で疲れた私たちを迎えてくれる、これだけでも大きいです。おかげで、それぞれ自分の時間が増やせたこと、共有できる時間が増え、会話の量が増えたなと実感しています。


パートナーと二人で暮らすマンションで、ルンバ s9+を試した

―― パートナーは、ルンバ s9+についてどんな感想を持ちましたか。

後藤 妻も私も自宅でデザインや編集をするので、集中できる部屋を用意して、そこで仕事をするのですが、ルンバ s9+だと、もちろん音はそれなりにあるものの、進入禁止エリアを設定できるので仕事の邪魔をしないところを気に入っているようです。



s9+進化ポイント<1> 清掃性能を最大限に叶える設計

D型シェイプと高性能センサーを組み合わせた「PerfectEdgeテクノロジー」を採用、より壁際へ近づけるように。コーナーブラシも清掃性能向上のポイントで、ゴミがたまりやすい部屋の隅まで届くよう配慮した。



―― iRobotは、「empower people to do more」(人々のより良い暮らしを後押しする。)というミッションを掲げて製品を開発している。掃除をルンバに任せたからこそできたこと、これからやってみたいことはありますか。

後藤 私は今、Forbes JAPAN CAREERというサービスを担っています。キャリアと聞くと、転職が想起されますがそれだけではなく、働き方であり、生き方を含めてのキャリアと考えています。だからこそ、まずは働き方の部分から変えて行きたいなと思っていて。

自分のチームのメンバーには二児の母や、香港からフルリモートで力を貸してくれる仲間がいます。私自身も昨年末に結婚して、もっと多様な働き方を積極的に仕掛けていきたいなと。そんな時、ルンバ s9+のような、本来は避けられないルーティンだった家事を担ってくれるロボットの力はとても大きいです。


パートナーは、仕事の集中を妨げずに掃除をしてくれるところが特に気に入っているという

―― ルンバ s9+のプロダクトとしての魅力はどうでしょうか。清掃性能や操作性で、印象に残った点はありますか。

後藤 通常の掃除機ばりのパワフルさに驚きました。それから、ロボット掃除機を使っていて、吸い込んだゴミを取り除くことは面倒に感じていましたが、ルンバ s9+はその点も全自動です。「それくらい大きなことではない」と思うかもしれませんが、決して手間の小さくない作業まで自動完結するのを体験してしまうと、もう過去には戻れないですよね。

―― アプリからの操作性はどうだったでしょうか

後藤 直感的に操作できるなと。説明書を熟読する必要もなく、手持ちのスマホで大抵のことは理解できます。シンプルさがあり、インプットのストレスを与えないという点で高評価です。


ルンバ s9+進化ポイント<2>生活を進化させる空間把握能力の向上

屋内での現在位置と清掃方向を案内する技術「vSLAMナビゲーション」が進化。奥行き・高さ情報を含む屋内空間を正確にマッピングする。部屋の間取りや家具の位置を把握するだけでなく、未清掃/清掃済エリアを識別しているので、部屋を指定し掃除させることも可能だ



―― 最後に、ルンバ s9+のような製品が個人のライフスタイルに変革をもたらすことができたら、それは社会全体、あるいは人の行う仕事の在り方にどのような影響を与えると思いますか。

後藤 例えば子育てのようなものは、親ないし周りの人と触れ合うことが極めて重要だと思っています。私も小さいころ、多くの人に囲まれて育ったおかげで今があると思っています。

しかし時代は変わって、共働きが当たり前になっています。となると、どうしても家事の分担は必須になってくる。子供を送ってから出社、仕事をし、そしてお迎え。帰宅してからは料理、掃除、洗濯、寝かしつけなど日々の雑事をこなすだけでも大変な労力で、どうしても子供と過ごす時間は減るでしょう。家事が生活において欠かしてはならない業務であることは、子供のいない家庭でも同様です。


クリーンベースも、インテリアにさりげなく溶け込む

帰宅してからもいわば業務が続いているような状況。このような負担を大きく軽減できれば、よくいう「人間にしかできない生産的な活動」に従事できることはもちろん、コミュニケーションの時間の創出によって、日常の質すらも変えてしまうのではないでしょうか。

私も、もっと生活の中にある様々なタスクを、ロボットの力でスリムにすることで、しっかりと妻や友人と顔を向き合って、"きちんと"語らえる、そんな時間を増やし、生き方を進化させたいと考えています。


ソフト更新を通じて、人間の生活をもアップデートしうる未来指向のロボット

ルンバは「ロボット掃除機」にカテゴライズされる製品だが、ルンバ s9+はいよいよこの定義の枠の外に出ようとしている。製品での空間認識機能が占める割合が高くなり、掃除機というより家のすべてを知っているロボットに近づいたからだ。床を這いゴミを吸う様子は従来モデルとさほど変わらないものの、ソフト面の解釈では大きく変貌しつつある。

理由のひとつに、プラットフォームとしての提案が挙げられる。取得したデータはクラウド上にさらに効率的な掃除のためのデータとして保管される。また、床拭きロボット「ブラーバ ジェットm6」との連携も便利で、ルンバで掃除をしたあと自動で床拭きを開始するようアプリ上で指示することも可能になった。将来的にはルンバやブラーバがスマートホームのコア的な存在になり照明のオン/オフ、戸締りのようなセキュリティに関する機能まで連携させる日が来るのだという。欧州市場でベータテスト中の芝刈り機との連携もできるそうだからルンバのノウハウが掃除以外に活用されるという理解でいいだろう。

このルンバを軸とするスマートホーム・プラットフォーム構想は、他に例がない。なぜなら、ルンバでは画像を取得し周囲の状況を確認する技術により、水平方向だけでなく奥行き/高さ方向のデータをも持つからだ。壁と家具の区別がつくかつかないでは大違い、情報としての価値も一変する。現時点では未定というが、他社製ロボット/IoT機器に門戸が開かれたらどうなるか。

定期的にソフトウェア・アップデートを実施するというアナウンスも心強い。ロボットの頭脳はすなわちソフトウェア、そこがつねに最新状態となるのだから、安心感も出てくる。できる仕事は掃除だけだが、ソフトの更新を通じて人間の生活をもアップデートしうる未来指向のロボット、それがルンバ s9+の真の姿だ。



iRobot「ルンバ s9+」 公式オンラインストア価格 169,800円(税抜)



「ルンバ s9+」の詳細
https://www.irobot-jp.com/product/s-series/

開発者が語るiRobotの挑戦
https://www.irobot-jp.com/roomba/s-series/

Promoted by iRobot / text by Forbes BrandVoice Studio / photo by Kimijima Hiroyoshi

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