キャリアコーチを使ったことがある従業員が報告した給与中央値は約5万ドル(約540万円)で、キャリアコーチを活用したことがない人よりも7250ドル(約78万円)多かった。
これまでのキャリアでメンターを活用したことがある人は62%で、こうした支援によりキャリアが前進したと答えた人は86%に上った。
メンターとスポンサーの両方から支援を受けた労働者は昇進の数が最も多く、3.5回だった。一方、スポンサーだけを使っていた人は2.8回、メンターだけを使っていた人は2.6回、どちらも使っていない人は1.7回だった。
今後のキャリアの動きを導いてくれる存在としてキャリアコーチを活用することを考えている場合、まずは次の3つのことから始めてみよう。
1. キャリアの目標を特定する
現在のキャリアに求めているもののリストを作る。キャリアコーチを使ったことがある約35.7%のうち、キャリアコーチが非常に役立ったと感じていた分野については履歴書の更新が55.6%、採用面接の準備が47%、キャリア計画の作成が38.2%だった。必要なもののリストをコーチに提供すれば、コーチはあなたが次のキャリアステップをうまく進むことができるよう支援できる。
2. 仕事での人間関係を育てる
今年はネットワーキング(人脈作り)の機会を増やすことを目標としよう。尊敬する同僚や専門家と連絡を取ったり、地元のイベントや会議に参加したり、ソーシャルメディアのページを頻繁に更新したりする。こうして積極的な態度を取ることで、特別なキャリアの機会や経験豊富な専門家の豊かな人脈を得ることができる。
3. 仕事でメンタープログラムを始める
仕事における人間関係を育てるプログラムが会社にない場合、率先して行動することを考えよう。同僚を昼食に誘ったり、さまざまな人を頻繁に引き合わせたりする。ハッピーアワーイベントやボランティアイベント、チームの絆を深める活動を企画すること。異なるチームメンバーの間で直接的な交流を促すことで、仕事で意義あるつながりを形成できるだけでなく、仕事がさらに楽しくなるだろう。