TikTokを追撃する動画アプリ「Byte」が報奨金プログラム始動

Ascannio / Shutterstock.com

ツイッターは2012年に動画アプリ「Vine」を買収し自社アプリとして公開したが、トップクリエイターが他のプラットフォームに流出したのを受け、2016年に公開を終了していた。

Vineの共同創業者のドム・ホフマンは後継アプリの「Byte」を今年1月に立ち上げ、クリエーターに対価を支払うパートナープログラムを始動させた。Byteは間もなく、米国の一部のユーザーにコンタクトをとり、このプログラムへの参加を促していく。

初期の段階では100人のユーザーを募り、総額25万ドル(約2700万円)の報奨金を分配する計画だ。分配方法の詳細は開示されていないが、一部のユーザーは3000ドル以上を受け取るという。初回のプログラムは4月15日に始動し、4カ月毎に新たな報奨金プログラムを開催する。

Byteはプログラムの参加者に、専用のコンテンツを提供することを求めており、投稿するコンテンツはByte上でフルスクリーン表示可能なものに限定している。また、オリジナルコンテンツを定期的に投稿することを求められる。

Byteは当面の間、広告収入の全てをクリエーターらに還元していくと述べている。同社はこの分野の大手のTikTokを競合と見据えている。TikTokは、現状ではユーザーに直接的な収益化の機会を与えていない。

収益化の道を与えることにより、ByteはTikTokから優れたクリエーターを奪えるかもしれない。

編集=上田裕資

ForbesBrandVoice

人気記事