人々を鼓舞し、目標を実現。対人関係に優れたリーダーになる方法

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てこの力


対人関係に優れたリーダーにとって、他者の能力を引き出す特に効果的な方法の一つは「てこの力」を与えることだ。相手の思考や行動を支援する“てこ装置”があなた自身である場合もあるし、すべきことを達成する上で必要なリソース集めを支援することにより、あなたがてこの力の媒介となることもある。

どちらにせよ、重要なのは相手の力を奪わないこと。誰かに説明責任を与えた時点で、責任を負うのは相手だ。あなたは相手の最初の、そして最高のアシスタントとして振る舞うべきだ。あなたは相手のてこであり、相手はもはやあなたの所有物ではない。

自信


ローマの詩人ウェルギリウスはかつて「人が何かをすることができるのは、自分ができると思っているからだ」と述べたと言われている。

インターパーソナルリーダーシップで重要なのは、他者から信頼を獲得することではなく、他者がが自分に自信を持てるように支援することだ。本当のインスピレーションは内側から現れる。他者を鼓舞するものは既に存在しているのだ。あなたの方では邪魔になっているものを排除し、相手がこれを見つけられるように支援するだけでよい。

他者に力を与える上で重要なのは、不足を補う支援をしながらも、相手が自分の強さを認識・理解して信じられるよう支援することだ。相手の不足を埋めようとしても一般的にはうまくいかず、相手は自信をなくことが常だ。一方、こうした不足を他のもので埋め合わせて問題にならないようにする方法を見つけることで、人は自分の強みに注目できるようになる。こちらの方がうまく行き、自信が培われる。

ここに挙げた行動に従えば、他者を鼓舞し、意義とやりがいのある共通目的を自信を持って実現するため共に最善を尽くさせることができる。

翻訳・編集=出田静

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