しかし、グループにとってはこれが最高の決断だろうか? よりうまく仕事をこなせる新しい業者はいるだろうか? この決定は、居心地の良い場所に安住したものに見えるだろうか? こうした点を問いかけることで、いつもの業者と同等かそれよりも良い成果を出す他の業者を考慮するようになるかもしれない。
いつもの結論に疑問をもてば、新たなアイデアを持つ人になれる。仕事に新鮮さをもたらせる人、同僚が既存の枠にとらわれずに考えたいとき一緒に働きたいと思う人になろう。
3. 「〇〇だったらどうするか/何を言うか?」と自問する
集団思考が現れ得る状況にはさまざまなものがある。仕事で決断をするときや家族で見る映画を決めるとき、他の人が投票するため当選の可能性が最も高いだろうと考えている候補者に投票するときなどだ。
そこで自分に「自分だけだったら何をするか、あるいはどんなことを言うか? 自分が責任者だったらどんなことを言うか? この決断による影響がないとすれば何をするか?」などと自問する。自分で考え、自分の考えや信念に安心感を持てるようにし、最終的にはそれに基づいて行動できるよう自信をつけよう。より効率的でコスト効果の高い戦略を知っている場合、それを共有しなければチームを支援することはできない。他の人が投票する唯一の人だと思っていることを理由とし、必ずしも最も適任とは言えない人に投票すれば、国は良くならない。
自分を尊重し、信じよう。あなたの考えは変化を起こすことができる。後から、自分はなぜ集団に合わせたのか、なぜ現状を受け入れたのか、なぜ声を上げなかったのかと自問することにならないようにする。
質問をすることであえて反対意見を述べ、心地良さに疑問を投げかけ、自分自身の考えに疑問を呈する。独立心と自尊心を培えば、他者から尊敬されるようになるだろう。