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ジョンズ・ホプキンス大学で知的財産のライセンス化と商業化を担当していたBen Gibbsは、ロボット工学の博士課程に在籍していたKel Guerinと組み、2016年に「Ready Robotics」を設立した。

同社が目指すのは、あらゆるメーカーの産業用ロボットを簡単に操作できるOSを提供することだ。

オハイオ州コロンバス本拠のReady Roboticsは2月25日、Canaanが主導したラウンドで2300万ドル(約25億円)を調達したと発表した。Ready Roboticsの顧客には、Stanley Black & DeckerやSmith+Nephewなどの大手メーカーをはじめ、従来は自動化が困難だった小規模メーカーも含まれる。

Ready Roboticsは、今回のラウンドを含めて累計4200万ドルを調達している。ピッチブックによると、同社の評価額は7000万ドル達し、前回ラウンドの3250万ドルから大幅に増えた。

「米国では、多くの工場がロボットの導入を希望しているが、製造業に従事しているロボティクスのエンジニアは3万2000人に過ぎない。自動化により競争力を強化したい工場にとって、こうした現状は大きな問題となっている」とReady RoboticsのCEOを務める37歳のGibbsは語った。

Ready RoboticsのOS「Forge O/S」は、あらゆるメーカーのロボットに対応しており、ロボティクスやコーディングの知識がない従業員でも、用途に応じてロボットをプログラムすることができる。

また、複数のメーカーのロボットを使い分けている工場では、Forge O/Sを導入することで1つのダッシュボードで運用することが可能になる。

「Forge O/Sは、複雑なバックエンド業務を改善し、あらゆる種類のロボットアームを運用できる初めてのオペレーティングシステムだ」と現在35歳のGuerinは述べた。Forge O/Sは、年間1万ドルから導入することができ、ロボットや工場の数に応じて費用が変動する。

ABI Researchのアナリスト、Rian Whittonによると、ロボティクス業界の市場規模が500億ドルであるのに対し、RaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)の市場規模は、関連ソフトウェアを含めても10億ドルに満たないという。

編集=上田裕資

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