昨今の採用のあり方について、こう持論を展開するのはYOUTRUSTの岩崎由夏だ。同社は知人からオファーが来る副業・転職のキャリアSNS「YOUTRUST」を展開。先日、W ventures、デライト・ベンチャーズ、STRIVE、TLM、エンジェル投資家の赤坂優、古川健介、西尾健太郎らから総額1.1億円の資金調達を実施した。
YOUTRUSTは2018年4月のリリースから、“友人の友人”までの副業・転職意欲が見れるキャリアSNS として展開。口コミを中心に広がりを見せ、リリースから約2年でユーザー数は8000人以上、累計導入企業は180社を超えているという。
こうしたサービスが登場し、多くの人のキャリアに対する考え方が変化したことで企業の採用のあり方も大きく変化してきている。
冒頭で岩崎が述べた通り、売り手市場において企業が優秀な人材を採用するためには、いかに潜在候補者と接点を持ち続けられるかが大事になってくる。そうした企業の採用活動をサポートすべく生まれたサービスが「HERP Nurture」だ。
同サービスを手がけるのは、社員主導型のスクラム採用を推進したい経営者や人事責任者向けの採用プラットフォーム「HERP Hire」を展開するHERPだ。
HERP Nurtureはタレントの選考意欲およびアプローチを可視化し、最適なコミュニケーションを実現するスクラム採用向けタレント管理プラットフォーム。社員とつながりのあるタレントの管理とアプローチを可視化し、選考開始後はスクラム採用プラットフォーム『HERP Hire』へシームレスに連携させることで、企業は最適な採用コミュニケーションとスクラム採用の加速を図れるという。YOUTRUSTは同サービスと連携しており、YOUTRUST上のタレント情報をHERP Nurtureへ自動で追加できるようになる予定だ。
企業と個人の関係性が“縦から横”へと変化している時代において、企業の人事担当者は“採用”についてどのような考えを持つべきなのか。求職者と企業、それぞれ異なる立場で“採用市場”を見続けてきた、HERPの庄田一郎とYOUTRUSTの岩崎由夏に語ってもらった。