ビジネス

2020.02.27

グーグルがフードデリバリーと連携強化、カナダではKFCと提携

Pavlovska Yevheniia / Shutterstock.com

ケンタッキーフライドチキン(KFC)がグーグルと提携し、オンライン経由のデリバリーの受付を開始する。この取り組みはカナダ限定で始動する。

カナダのグーグル利用者は、検索やグーグルマップ、音声アシスタントから直接、KFCの最寄りの店舗にアクセスし、その場で配達を頼むことが可能になる。グーグルマップ経由の場合は、画面に「オンライン注文」のボタンが表示され、グーグルペイで代金を支払い、配達を依頼する。

グーグルアシスタントで注文する場合は「グーグル、KFCに出前を頼んで」とボイスで命令するだけで、チキンが届くことになる。グーグルアシスタントは注文内容を記憶するので、次回からは「グーグル、今回も同じものをKFCに頼んで」と、お気に入りのメニューを注文することが可能になる。

KFCがデリバリーにどの業者を用いるのかは、現時点では明かされていない。しかし、KFCはカナダのフードデリバリー企業SkipTheDishesと既に連携しており、自社のデリバリーサービスも運営している。

グーグルは昨年から、検索やグーグルマップ、音声アシスタントなど、同社のプラットフォームから直接デリバリーを頼める機能を導入しており、米国ではDoorDashやPostmates、ChowNowなどのサードパーティと連携している。

KFCは、グーグルとの提携により注文のデジタル化を促進しようとしている。KFCのカナダ部門は2022年までに、オンライン経由の売上をリアル店舗の売上以上にすることを目指している。

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事