ライフスタイル

2020.02.29 10:00

逆境のカメラ業界に新旋風を 手軽に映える最新カメラ6選

督 あかり

5. おもちゃメーカーだけど本格派のトイカメラ



ハンドルを回して撮影した写真を印刷。ノスタルジックで“エモい”写真が撮れる。

トミカやリカちゃん人形で知られる日本の玩具メーカー、タカラトミーからはインスタントトイカメラ「Pixtoss(ピックトス)」(税込6578円)がお目見え。「#きまぐれエモい、インスタントカメラ」がテーマだ。

ハンドルを回すと写真がプリントアウトされる仕組みで、何気ない日常の中の思い出となる瞬間を、手軽に“きまぐれ”に写し、味のある画質でインスタントカメラならではのレトロ感が “エモさ” を演出する。

別売りのレンズフィルターを装着して雰囲気の違いを楽しんだり、複数の画像を重ねて写し込む多重露光ができることも、“エモい” 写真が撮れる秘訣。2月27日から発売する。

6. 8mmフィルムで何気ない日常もストーリーをもつ



片手サイズのカメラで気軽におしゃれな動画を撮影できる。

写真だけでなく、映像をかっこよく記録することはなかなか難しいと思う人も多いだろう。「Fragment 8 Retro Camera」を回せば、見慣れた風景を連続して、味あるショートムービーとして記録できる。

8mmフィルムを使用するためノスタルジックな映像を撮ることができる一方で、GIF形式の映像も撮れる。GIFとは、画像をコマ割りし連続再生することで、ごく短いアニメーションのように動く画像のことだ。SNS上ではクリエイターによるGIF画像も注目されている。

このカメラは香港発で、インダストリアルデザイナーと映像製作者の2人組が開発した。今年1月から2月にかけてクラウドファンディングサイトKickstarterにて資金を募っており、目標額を達成。今年5月から出資者に順次発送される予定だ。目標額を大きく上回っての達成となったこのプロジェクト。一般販売も希望したい。

文=河村優

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