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働き方革命最前線 ─ポストAI時代のワークスタイル

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インターネットで誰とでも繋がれる時代では、ロールモデルとなるような才能のある人とつながることも、決して難しいことではなくなりました。運良くロールモデルとつながることができたり、身近に憧れの人がいたりするのなら、ぜひその出会いを自分の成長につなげたいところです。

例えば西野亮廣さんや箕輪厚介さんのオンラインサロンなどでは、理想の未来や夢を描く主催者のもとに、同じ夢を見たい人や、主催者をロールモデルに据えた人たちが集まっているのではないかと思います。これはあくまで僕の解釈ですが、実際、ふたりのオンラインサロンでは、彼らが叶えようとしている理想の未来に対して、サロンメンバーは一緒に冒険をするクルーであるように見えます。

このオンラインサロンの構造を理解するために、リクルート社のキャリア開発支援で使われているフレームワークで例えてみましょう。これは、従業員が自分の目標を整理するために、WILL(やりたいこと)、CAN(できること)、MUST(やるべきこと)の3つの輪の交点を軸に捉える考え方です。自分の目標であるWILLに対し、何ができるようになるべきか(CAN)を整理して、何をすべきか(MUST)を考えるのです。

西野さんや箕輪さんなどの才能を持った人たちは、「ディズニーを超える」というように、WILLが非常に大きいものです。一方で、彼らのもとに集まるメンバーは、自分では描けないような巨大な夢を、そばで一緒に叶えていくことで、自分のCANを大きくしたり、WILLに出会いやすくなる機会にあやかることができるのだと思います。

実際、サロンメンバーの方々は、一緒に夢を叶えていくために、西野さんや箕輪さんのWILLから生まれるMUSTに対して、自分のCANを持ち寄ることで、その夢を手伝います。例えば、西野さんの絵本「えんとつ町のプペル」をNYでミュージカル化するとしましょう。すると、たくさんのMUSTが出てきます。例えば、NYにある劇場をブッキングしたり、脚本を起こしたり、英語翻訳できる人も必要です。

例え大きなWILLを掲げる人がいても、叶えるためには本人だけでは到底できない膨大なMUSTがあり、それらを埋めるCANがなければ、夢は形になりません。そこで、通訳やブッキングなど、メンバーが自分のCANを持ち寄ることで、巨大なWILLを叶える一員になる。

こうして主催者とメンバーはWIN-WINの関係として、一緒に冒険をしていけるわけです。同時にメンバーは、“NYでミュージカル化”のような巨大なWILLにあやかりながら、自分のCANを輝かせ、成長させることができるのだと思います。

文=尾原和啓

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