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2020.02.26

14900円で理想を実現。いま3Dのインテリアコーディネートサービスが支持を集めるワケ

コシック(旧社名:KAREN):代表取締役の武藤諒俊

「こんな部屋に住んでみたい」と、誰しもが理想とするインテリアのイメージは持っているものの、コーディネートのセンスに自信がない、どんな家具を選べばいいか分からないといった理由から、部屋作りを妥協してしまう人は多い。

プロのインテリアコーディネーターにお願いする手段もあるが、数十万円と多額の費用がかかることから、全員がインテリアコーディネートをお願いするのは難しい。

そうした中、1部屋あたり14900円でプロから3Dのインテリアコーディネートの提案を受けられるサービスが人気を博している。そのサービスが「COSIC(コシック)」だ。



COSICは部屋の写真・間取り・好みのテイスト・ライフスタイルを入力するだけで、採用率5%の選考で選ばれたプロのインテリアコーディネーターが、3Dイメージでインテリアのコーディネートを提案してくれる、というサービス。実際に提案されたプランで使用された家具もそのまま購入できるため、家具を探す手間もかからないことから、20〜30代の男女を中心に利用者が増えていっている。

さらなる事業拡大に向け、COSICを運営するコシックは2月26日、日本最大級の家具・インテリア通販サイト「FLYMEe(フライミー)」を運営するフライミー引受先とし、総額7000万円の資金調達、そして資本業務提携を実施したことを明かした。

また、この発表に合わせてサービス名および会社名変更を含むリブランディングも実施。サービス名を「KAREN」から「COSIC」へと変更している。

この提携により、コシックはこれまでの取扱商品に加え、FLYMEeで取り扱う500以上の国内外ブランド、2万点以上の商品をはじめ、フライミー法人営業部が取り扱う、ECサイト掲載外の数十万点の商品からコーディネート提案が可能となった。

「今後、FLYMEeの膨大なマーケティングデータを活かし、これまでよりも一人ひとりのユーザーのご要望やライフスタイルに寄り添った、幅広く精度の高いインテリアコーディネートの提案を実現していきたいと思います」とコシック代表の武藤諒俊は語る。
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文=新國翔大 写真=小田駿一

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