肉料理との相性も最高 ローラン・ペリエ ロゼ

ローラン・ペリエ ロゼ

シャンパーニュは乾杯に飲むものと決めていてはもったいない。クオリティの高いシャンパーニュなら食事を通して楽しめるものだし、ましてやロゼなら? より多くの食材とのマリアージュを楽しむことができる。

ロゼシャンパーニュの造り方には大きく分けて2種ある。まずは、赤ワインと白ワインをブレンドして瓶内で発酵させるアッサンブラージュ法。そして、通常のロゼワインと同じく、まずブドウを一次発酵させてロゼワインを造り、それを瓶内で発酵させるマセラシオン法だ。

シャンパーニュ地方の多くが前者の製法を取っているなか、この「ローラン・ペリエ ロゼ」は後者。ブドウを果皮と一緒にタンクに入れ、醸造責任者が最長3日寝ずの番をし、アロマが最大に引き出されたと思うところで果皮を引き上げるのだという。決して効率がいい製法とはいえないが、その分、香りはより繊細に、華やかに仕上がる。

これは世界第5位の規模でありながら家族経営を続けるシャンパーニュメゾン、ローラン・ペリエらしいこだわりだと言えるだろう。

「多くのシャンパーニュは、シャルドネとピノ・ノワール、そしてときにムニエをブレンドして造られていますが、この『ローラン・ペリエ ロゼ』はピノ・ノワールのみを100%使用しています。つまり、香りも味わいもしっかりしているので、肉料理、たとえば当店の人気料理である『神戸牛しゃぶしゃぶ』とも相性は最高だと思います」と語るのは、しゃぶしゃぶやすき焼きの名店として知られる「銀座 瀬里奈」の田坂信介支配人だ。

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銀座 瀬里奈の『神戸牛しゃぶしゃぶ』

「ロゼのシャンパーニュが甘いと思い込んでいらっしゃるお客様も、必ず気に入ってくださり、最後まで通しで楽しむ方が多いですね」

口に含めば、最初はキリリとさわやかな酸を感じるが、その後チェリー、イチゴ、カシスなどの赤い果実系の心地よいアロマを余韻とともに楽しめる。美しいサシの入った神戸牛をロゼ色にしゃぶしゃぶし、肉の甘味を堪能しながら、シャンパーニュをひと口。そのフレッシュネス、そしてフルーティな味わいに口中は踊りだすだろう。牛肉には幸せホルモンとよばれるセロトニンを作るトリプトファンが含まれているというが、あきらかにそれだけではない幸福感に襲われる。これこそがマリアージュの妙だ。

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ローラン・ペリエ ロゼ

Laurent-Perrier Cuvée Rosé Brut(ローラン・ペリエ ロゼ)
エレガントなフォルムのボトルは「偉大なるキュベは、独特なボトルでサーブされるべき」というベルナール ドゥノナンクール前当主の哲学により、アンリ4世時代の瓶より着想を得たもの。

容量:750ml
ブレンド:ピノ・ノワール100%
価格:14700円(税別・カタログ参考価格)
問い合わせ:サントリーお客様センター(0120‐139‐380)*土・日・祝を除く9:00~17:00

この記事は 「Forbes JAPAN 1月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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