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グレンモーレンジィシグネット

ワインに醸造責任者がいるように、ウイスキーには蒸留責任者がいる。グレンモーレンジィの最高蒸留責任者、ビル・ラムズデン博士は生化学者としてのキャリアを生かし、長年の研究と実験の末、グレンモーレンジィに数々のイノベーションをもたらした。そのなかで最大の成果のひとつでもある「グレンモーレンジィ シグネット」は世界で初めてチョコレートモルトを使用した革新的なウイスキー。

念のため説明しておくと、チョコレートモルトといってもカカオ豆を使用するわけではなく、濃茶色になるまでローストしたモルト(大麦麦芽)のこと。その香りや、齧ったときの味わいがビターなチョコレートに似ているため、チョコレートモルトと呼ばれるようになったのだという。

そのチョコレートモルトと、他の希少な原酒をブレンドして造られた「グレンモーレンジィ シグネット」は、まずその深みのある琥珀色と複雑で幾重にも重なるアロマが特徴。

「コーヒーやチョコレートのような香ばしさと甘み。そして時折現れるスパイスの風味が魅力的なウイスキーです。あわせるならやはりビターなチョコレートがテッパンですね」と勧めてくれたのは、「センチュリーコート丸の内」内「バーマーブル」でマネージャーを務める濱田政志氏。

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「センチュリーコート丸の内」内「バーマーブル」でマネージャーを務める濱田政志氏

1300名を超えるエグゼクティブを会員に擁するメンバーシップクラブにあって、「グレンモーレンジィ シグネット」は食後の一杯として、また付設のシガーバーで葉巻のお供としても人気だ。

この「グレンモーレンジィ シグネット」は世界的に権威のあるインターナショナル スピリッツ チャレンジにて金賞、サンフランシスコ ワールドスピリッツコンペティションにおいてダブルゴールドを受賞するなど、国際的な評価も高い1本。その秘密はやはり、もっとも貴重で熟成年数の長いウイスキーを使用することで生まれる、官能的なほどになめらかなパレットと深いアロマだろう。

昭和9年に建築され、戦後はアメリカ極東空軍司令部に接収されていたという歴史のある建物で、当時のままだという天井のアーチや床の大理石を眺めながら、グラスに鼻をうずめ、その香ばしいアロマに身をまかせる……グレンモーレンジィの170年に及ぶ歴史と、革新の融合を味わう贅沢な時間だ。

GLENMORANGIE SIGNET(グレンモーレンジィシグネット)
ラベルに描かれている文様は、8世紀の遺跡カドボールストーンがモチーフ。中央の印「シグネット」はピクト族の大地、火、水への信仰を象徴しており、グレンモーレンジィの複雑さを表す。

度数:46度
容量:700ml
価格:19800円(税別・参考小売価格)
問い合わせ:MHD モエ ヘネシー ディアジオ(03-5217-9731)

text and edit by Miyako Akiyama|photographs by Jiro Ohtani

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