ライフスタイル

2020.02.25 15:00

倉庫の服を黒染めして蘇らせるアップサイクリングブランド「FROMSTOCK」が誕生

「FROMSTOCK」ビジュアル

「Play fashion!」のコーポレートスローガンを掲げるアダストリアは、“ファッションがもたらす「ワクワク」を未来まで継続させたい”という思いから、大量生産・消費・廃棄というアパレル業界が抱える社会課題に対する解決策のひとつとして、2020年2月末に、アップサイクリングブランド「FROMSTOCK(フロムストック)」を発表する。

「FROMSTOCK(フロムストック)」は、着られることのない“倉庫の服”を、シンプルでロスの少ない“黒染め”の手法によって新たに生まれ変わらせ、環境問題に向き合う新しいファッションの楽しみ方を構築する。

2月21日(金)には、ブランドのアイデンティティでもある大量生産・消費・廃棄への課題意識や、ブランドのビジョンの共有のため、オフィシャルInstagramアカウントを公開。2月28日(金)より、原宿にて順次ポップアップストアを展開する。さらに、今年4月には、WEBストアもオープンする予定だ。

「FROMSTOCK(フロムストック)」とは

着られることのない“倉庫の服”を蘇らせる、アップサイクリングブランド。

IMechE(英国機械学会)が2018年9月に発表したファッション業界廃棄物に関するレポートによれば、全世界で生産された洋服の中で、およそ60%が、1年以内で焼却か埋め立てで処分される。

「FROMSTOCK(フロムストック)」は、シンプルでロスの少ない「黒染め」の方法で、キズや汚れも含めて新しい価値に転換。生産・消費・廃棄という一方通行の仕組みではなく、循環型のファッションの楽しみ方を、顧客と共に作り上げる。

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「FROMSTOCK」プロダクトイメージ

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「FROMSTOCK」プロダクトイメージ

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「FROMSTOCK」プロダクトイメージ


アップサイクリングとは


創造的再利用(クリエイティブ・リユース)のことを指す。リサイクルと異なり、単なる廃棄物の原料化や回収再利用ではなく、より価値の高いものを生み出すことを目的としている。英ケンブリッジ辞書が「アップサイクリング」をワード・オブ・ザ・イヤー2019として認定するなど、世界中で環境問題への関心が高まっている。

廃棄物を出さない“黒染め”を楽しむ


「FROMSTOCK(フロムストック)」のアップサイクリングは、“黒染め”という手法で加工している。パッチワークなどと異なり、プロセスがシンプルで新たな廃棄物が出ない上、元々の洋服にダメージがあったとしても、黒染めによって独自の風合いへと変化する。

「FROMSTOCK(フロムストック)」の“黒染め”を担うのは、環境に配慮した設備を整えた日本有数の染工所「大染」。使用する染料にこだわり、きちんと排水管理を行うことで環境への負荷を低減させている。

洋服の素材や特性に合わせ、染めの種類を使い分けており、一品一品異なる仕上がりを楽しめるだろう。

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「大染」作業風景
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PR TIMESより

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