「FROMSTOCK(フロムストック)」は、着られることのない“倉庫の服”を、シンプルでロスの少ない“黒染め”の手法によって新たに生まれ変わらせ、環境問題に向き合う新しいファッションの楽しみ方を構築する。
2月21日(金)には、ブランドのアイデンティティでもある大量生産・消費・廃棄への課題意識や、ブランドのビジョンの共有のため、オフィシャルInstagramアカウントを公開。2月28日(金)より、原宿にて順次ポップアップストアを展開する。さらに、今年4月には、WEBストアもオープンする予定だ。
「FROMSTOCK(フロムストック)」とは
着られることのない“倉庫の服”を蘇らせる、アップサイクリングブランド。
IMechE(英国機械学会)が2018年9月に発表したファッション業界廃棄物に関するレポートによれば、全世界で生産された洋服の中で、およそ60%が、1年以内で焼却か埋め立てで処分される。
「FROMSTOCK(フロムストック)」は、シンプルでロスの少ない「黒染め」の方法で、キズや汚れも含めて新しい価値に転換。生産・消費・廃棄という一方通行の仕組みではなく、循環型のファッションの楽しみ方を、顧客と共に作り上げる。
「FROMSTOCK」プロダクトイメージ
「FROMSTOCK」プロダクトイメージ
「FROMSTOCK」プロダクトイメージ
アップサイクリングとは
創造的再利用(クリエイティブ・リユース)のことを指す。リサイクルと異なり、単なる廃棄物の原料化や回収再利用ではなく、より価値の高いものを生み出すことを目的としている。英ケンブリッジ辞書が「アップサイクリング」をワード・オブ・ザ・イヤー2019として認定するなど、世界中で環境問題への関心が高まっている。
廃棄物を出さない“黒染め”を楽しむ
「FROMSTOCK(フロムストック)」のアップサイクリングは、“黒染め”という手法で加工している。パッチワークなどと異なり、プロセスがシンプルで新たな廃棄物が出ない上、元々の洋服にダメージがあったとしても、黒染めによって独自の風合いへと変化する。
「FROMSTOCK(フロムストック)」の“黒染め”を担うのは、環境に配慮した設備を整えた日本有数の染工所「大染」。使用する染料にこだわり、きちんと排水管理を行うことで環境への負荷を低減させている。
洋服の素材や特性に合わせ、染めの種類を使い分けており、一品一品異なる仕上がりを楽しめるだろう。
「大染」作業風景