ギリアン・タンズ(ブッキング・ドットコム会長)のコメント
「ブッキング・ドットコムの調査により、宿泊施設パートナーの82%はサステイナビリティに関してブッキング・ドットコムとの協力に興味を示しており、旅行の際にサステイナブルな宿泊施設を検討することが大切だと感じる世界の旅行者は、全体の87%に上ることが明らかとなっています。しかし、このように双方が大きな関心を寄せているにもかかわらず、消費者の大半は何から始めれば良いかまだ分からないというのが現状です。また、70%は自身が環境に優しい宿泊施設を予約する可能性は高いだろうと回答したものの、72%はエコラベルの存在を知らないと答えています。
この状況は、Travalystのパートナーであるブッキング・ドットコムにとって、より幅広い宿泊施設が自らのサステイナビリティへの取り組みをアピールし、かつ旅行者がサステイナブルな宿泊施設を見つけ、最終的に予約しやすくする手助けを行うための大きなチャンスであると言えるでしょう」
Skyscannerが開発中の、航空のサステイナビリティについてのフレームワークでは、各フライトの二酸化炭素排出量に関する透明性を高めつつ、各々の航空会社が行っている全体的なサステイナビリティの取り組みを強調する方法を模索することに焦点が当てられている。
また、巨大テーマパークから個々のツアー会社まで非常に多様性に富んでいる体験サービスの分野においては、サステイナビリティの基準とその比重を多様性に合わせて調整し、評価と最終的な点数付けのための一貫性のあるフレームワークを提供することが、Tripadvisorとの目標となっている。
「宿泊施設」「航空」「体験サービス」に関するこれらの3つのフレームワークは、今後主要な関係者からのフィードバックを受けるために会議を実施するなど、業界による検証の第一段階を経ることとなるだろう。また、完成前の段階の点数評価システムを発足パートナーのプラットフォーム上で今年提示する方法を検証すべく、データの集積や旅行サービス企業との認証などを含む試験目的の活動が今後開始されていく。