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Photo by Ali Balikci/Anadolu Agency/Getty Images

ウェブブラウザのFirefoxの開発元のMozillaは長年、売上の多くをグーグルの検索エンジンからのロイヤリティ収入から上げてきたが、近年は新たな収入源を探ってきた。同社はついに、新たな鉱脈を探り当てた模様だ。

Mozillaは先日、FirefoxブランドのVPNサービスの立ち上げを宣言した。現在は事前申し込みを行った顧客限定のベータ版だが、間もなく一般公開に踏み切るという。初期に申し込んだ顧客らは月額5ドルで利用可能だ。

同社は昨年秋に、ブラウザの拡張機能として使用するVPN機能「Firefox Private Network」の提供を開始したが、これはFirefoxブラウザでネットを閲覧する際のセキュリティを高めるツールだった。

今回、新たにリリースされたVPNサービスは、スタンドアローンで動作するもので、既に数十億ドル規模の市場を築きあげた有名サービスのExpressVPNやNordVPN、Surfshark、TunnelBearなどの競合となることを目指している。

競合サービスと同様にMozillaのVPNは、デバイス上の全てのネットワーク通信を暗号化する。昨年始動したFirefox Private Networkは簡易版に過ぎないが、今回のサブスクリプション型のVPNサービスは大手と並ぶフル装備のセキュリティツールなのだ。

SNSアプリやモバイルバンキング、Eメールなど、デバイス上のあらゆるデータを、暗号化することが可能になる。

Mozillaはサービス立ち上げにあたり、スウェーデンのMullvadと提携した。厳格なプライバシー保護法で知られるスウェーデンで、Mullvadは長年に渡り、セキュリティ分野で実績を築いてきた企業だ。

Mozillaは以前から顧客のセキュリティを第一に考える姿勢を打ち出していた。同社のVPNはアンドロイドとウィンドウズに対応し、Chromebookでも利用可能となっている。アップルのiOSには間もなく対応予定という。

トライアルに申し込みたい人は、Mozillaの公式サイトでEメールアドレスを入力すれば、招待メールが送られてくる仕組みになっている。

編集=上田裕資

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