開催危ぶまれるジュネーブ・モーターショー、目玉は中国メーカーか

AIWAYS U5


しかし、今回のショーで一番注目されそうなのは、中国スタートアップのカーメーカー「AIWAYS」。上海本社を拠点にする同社は中国初のSUVのEV仕様車「U5」を発表することになっている。アルミとスチールで作られたU5は、中国の安全基準の5つ星を獲得したとのことだけど、年内に欧州に上陸する同車は「最も安全なSUVの1つになる」と同社は言う。


AIWAYS グンペルト・ナタリー

さらに同社は世界初のメタノールEV車である「グンペルト・ナタリー」を披露する。ドイツのグンペルト・アポロを作ったエンジニアとの共同開発の「グンペルト・ナタリー」は、4WDで793馬力を発生するスーパーカー。同社によると、航続距離は1100km以上出るそうだし、0−100km/hの加速はなんと2.5秒。また、年内に納車が始まるという同車は500台の限定車になるそうだ。

AIWAYSは、今回のショーのスター選手的な存在のようだけど、ジュネーブ・モーターショーがコロナウイルスに邪魔されないことを祈ろう。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

文=ピーター・ライオン

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