返済不要の奨学金4000万円を日本の高校生に 破れた夢の再起動

2016年11月、Tazaki財団の説明会で参加者に留学支援の概要を説明する筆者


奨学生の選考へ


いよいよ第1期奨学生の選考です。2016年11月に第1回目の説明会を開催したところ、保護者と生徒のおよそ160名の方々が参加。そして、実際の募集をかけたところおよそ50名の生徒が応募してくれました。第1期生の定員は5名のため、倍率は10倍です。2017年1月~4月まで書類選考と2回の面接を経て、グローバルリーダーになる可能性を秘めた5人の日本の若者をTazaki財団の奨学生として選びました。


説明会終了後、筆者に質問する参加者の方々

なお、第一次の面接で20名ほどの奨学生を選考し、その中から最終的に留学する5名の生徒が選ばれるのですが、留学する生徒以外の奨学生はTazaki財団の語学研修生として一年間のブリティッシュカウンシルの英語レッスンや、オックスフォード大学での短期サマースクール参加などの幅広い語学研修の権利が付与されます。これは、各々が個人で留学をすることに備えスキル向上に役立ててもらう目的で、財団ではこのような支援も行っています。

そして、2017年9月のパブリックスクールの入学時期に合わせ、8月に5名の奨学生の渡英準備に取り掛かり始め、いよいよ日本の若者が英国に飛び立つ時が近づいてきました。

Tazaki財団ホームページ
http://tazakifoundation.or.jp/

連載:グローバルリーダーの育成法
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