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アンドリュー・ヤン(Photo by Scott Olson / Getty Images)

米国大統領選に向け、民主党の候補者指名を目指していたアンドリュー・ヤンは選挙戦から撤退後、思い切ったキャリアチェンジに踏み切った。ヤンはCNNの政治コメンテーターの任務を引き受けたのだ。

ヤンは2月11日、ニューハンプシャー州の予備選挙で票を伸ばせなかったことを受けて、選挙戦からの撤退を表明していた。起業家で作家としても活動する彼は、「ヤン・ギャング」と呼ばれる熱心なファンたちを獲得し、民主党と共和党の両派から理想主義に燃える、現状の政治に満足できない支持者を集めていた。

現在45歳のヤンは、政治とは無縁のビジネスマンだったが、ごく短期間で政界における存在感を高めた。彼の公約で最も注目を集めたのは、「自由の配当(The Freedom Dividend)」と呼ばれるもので、18歳以上の全ての米国民に月額1000ドルを支給する、ユニバーサル・ベーシック・インカムの実現を目指していた。

ヤンはこの政策を通じ、収入の格差を是正し、貧困問題を緩和しようとしていた。政治コメンテーターに就任することについて、彼はツイッターで次のように述べた。「CNNのチームに加わり、人々の目を政治に向けさせる仕事が出来ることに興奮している。ここ数カ月で学んだことを、視聴者に伝えていきたい」

ヤンのCNNでの初仕事は2月19日にラスベガスで開催された、民主党候補者の討論会の中継だった。当日は前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグが、人種マイノリティに対する発言で集中砲火を浴びた。「ブルームバーグは、討論の準備が全然出来ていなかった」とヤンはコメントした。

ヤンは大統領選から撤退後も、民主党候補を支持していくことを宣言している。選挙戦を終えるにあたり、彼はこう述べていた。

「民主党の仲間に対し忠告しておきたいのは、ドナルド・トランプだけが、全ての問題の根源ではないということだ。彼はアメリカが抱える病気の症状の1つに過ぎない」

編集=上田裕資

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