税金に関する記事を中心に執筆 モットーは「厄介な税金、知れば有益」

Chesnot/Getty Images

ゲーマー(そして、ゲーマーが未成年者である場合はその親たち)は、ようやく胸をなで下ろすことができる。人気ゲーム「フォートナイト」の仮想通貨(ゲーム内通貨)が課税対象ではなくなったからだ。

ゲーム内通貨が課税対象に含まれると示唆する見出しを見た記憶がある人、そしてその後に、課税対象ではないという見出しを見た記憶がある人のために、経緯を説明しよう。2019年10月、米内国歳入庁(IRS)のウェブサイトに以下のような文言が掲載された。

内容は次のとおりだ。

「法定通貨と同等の価値を持つ、あるいは法定通貨の代替手段として使用できる仮想通貨を「交換可能な」仮想通貨と呼ぶ。ビットコイン、イーサ、ロブロックス(Roblox)とVバックス(V-bucks)などが、交換可能な仮想通貨の例だ。仮想通貨は、利用者同士でデジタル取引ができ、米ドルやユーロをはじめとする法定通貨や仮想通貨の購入に使える、あるいはそれらの通貨と交換が可能だ」

IRSは仮想通貨に対する関心を高めており、最近では、納税者がビットコインのような暗号通貨の売買や取引などを行う際には報告義務が生じる可能性があると強調していた。

だが、ロブロックスとVバックスについてはどうだろうか?「ロブロックス」はオンラインゲームの名称で、ユーザーはゲームの中で専用通貨のロバックス(Robux)を使い、アバターや特殊能力のアップグレード版を購入することができる。Vバックスもそれと同じようなゲーム内通貨で、こちらは人気ゲーム「フォートナイト」の中で使われる。ロバックス同様、Vバックスも「コスチュームやツルハシ、ラップ、エモートやバトルパスを購入する」のに使える。

税の専門家たちのあいだでは、前述の文言が話題になりはじめ、その多くが「IRSの解釈は誤りだ」と示唆するものだった。そしてIRSは先週、ひそかに問題のパラグラフの文言を修正した。

修正後の文言は以下のとおり。

「法定通貨と同等の価値を持つ、あるいは法定通貨の代替手段として使用できる仮想通貨を「交換可能な」仮想通貨と呼ぶ。ビットコインは交換可能な仮想通貨の一例だ。ビットコインは利用者同士でデジタル取引ができ、米ドルやユーロをはじめとする法定通貨や仮想通貨の購入に使える、あるいはそれらの通貨と交換が可能だ」

翻訳=森美歩/ガリレオ

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