キャリア・教育

2020.02.24 16:00

一流アスリートのように脳を鍛える6つの方法


・逆境を予期する


「高いパフォーマンスレベルを保てる一流選手は、逆境が成長や学びにつながると分かっており、困難は自分に『対して』起きるのではなく、自分の『ために』起きるのだと考える。被害者として逆境や敗北を受け止めず、問題や状況への対応方法は自分次第だということを分かっている。むしろ、一流選手は困難が発生することを見越しており、問題が起きた時に備え、プレッシャーの中でも状況をしっかりコントロールできるようにしている」

・コントロールできるものに集中する


「一流選手は、自分がコントロールできる態度、注意力、行動、情熱、準備、目的意識、感情、努力などの内面的要素全てに集中している。自分ではコントロールできない天気、審判、コーチ、批判者などには注意を払わない。自分がコントロールできないものに注意が向いていることに気づいたら、すぐにコントロールできるものの方に意識を向ける。

私は、選手が自分でコントロールできないものに1分集中するごとに、リーグ内の時間が1分減ると思っている。コントロールできないものに集中すると、フラストレーションや悪者探し、低いパフォーマンスにつながる。コントロールできるものについて主導権を握れば、高いパフォーマンスにつながる」

・自分の目的を信じる


「一流選手は自分の目的を理解している。大きな目的のために自分がここにいるのだと分かっており、フィールドやコートで自分の目的を実現している。その目的は自分を超えたものであると信じ、それによって毎日インスピレーションを得ている。毎日その目的のことを思い出すことで、その目的は自分が果たすべきものだということを確認し、インスピレーションを保ち、自分のスポーツや人生とのつながりを維持している」

・今この瞬間を生きる


「一流選手は、最高の成果は自分の心が過去や未来に集中している時ではなく、今この瞬間にのみ起きることを理解しており、この瞬間に生きてプレーするための意図的な戦略を実践している。今に素早く集中力を向けることができ、今に向けた集中力を鍛えるための日々の習慣(瞑想やマインドフルネスなど)を持っている」

カンフォフはビジネス経営者やスポーツチームに対して、考え方を変えることで高いパフォーマンスを得るさまざまな方法について伝授している。「私の仕事の結果として、エネルギーが高まり、結果も出せ、内なる自分との対話のコントロールが上達し、最終的には高いレベルのパフォーマンスをより継続的に出せるようになったと言う人は多い」

編集=遠藤宗生

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