ホワイトデーのお返しにとっておきの「携帯できるアレ」

Shutterstock


ハンコを頻繁に使用する特定の事務や運送などの人でなければ、業務でも充分使用できるレベルである。特に外回り営業系なら重宝すること間違いなしだ。あえて小径にしないこのデフォルメは大正解だと思う。手抜きを感じないカチッとした設計で、実用品としての機能性をきちんと備えていることが、浸透印の代名詞とも言える「シヤチハタ」ブランドの誠実な魅力をきちんと表現している。

これ、プレゼント以前に超便利アイテムなので、筆者自身、自分のケータイにも付けている。なにかと重宝しているが、これがプレゼントに抜群のアイテムなのだ。

まず、価格が手ごろ。定価でも1155円。1000円を切る店も探せばある。気楽に贈れるなかなかいいセンだ。かなり実用的なのに、ダブる確率が低く、意外性があって小さいから邪魔にならない。そして話題性が高い! ほら、絶妙のポジションにある。センスがよいと判断されるかどうかは保証できないが、便利で上品な作りだから嫌われる可能性は少ない。



注文生産だから、ちょっとだけ時間がかかるので注意が必要だが、そこがさらにミソだ。これなら、当日そのへんで買ってきたようなものではなく、ちゃんと前もって準備しておいたことが必然的に伝わる。しかも明らかにその人専用に用意したもの。このあたりもプレゼントとして安価な割にポイントの高いところだ。

ホワイトデー以外にも特に誕生日などには効果的である。これらの条件に加え、誕生日を覚えていて、前もって準備していたという証明なのだ。もらって悪い気はしないだろう。あえて補足するなら、基本的に実用品のため、パッケージは簡素な紙箱で届く。プレゼント的にはなにかしらのラッピングが必要なことは頭に入れておこう。

このアイテムはもちろん1人の相手に対して1度しか使えないが、プレゼントの選択肢として覚えておいて損はない。筆者は何かお世話になったお礼などにしばしばこのプチネームを使うが、今のところ、100%喜ばれている確信がある。早い店なら注文後1週間程度で入手可能だ。今ならまだホワイトデーに間に合うが、いかがだろう?


高畑正幸(たかばたけ・まさゆき)◎文具を知り尽くした男。日本の文房具ライター、文房具情報サイト「文具のとびら」編集長。テレビ東京『TVチャンピオン』「文房具通選手権」で1999年、2001年、2005年と3連続優勝を果たし、「文具王」のタイトルをほしいままにする。

サンスター文具株式会社で十数年間の勤務した後退職、2012年にはサンスター文具とプロ契約する。文房具についての執筆・講演活動を精力的に行うほか、きだてたく、他故壁氏とともに文房具ユニット「ブング・ジャム」を結成、文房具に関連した多くのイベントを行う。お気に入りボールペン「OKB48総選挙」も主催している。

*本記事は、「ITmediaエンタープライズ」からの一部転載である。

ForbesBrandVoice

人気記事