達人ノート術「バレット ジャーナル式」を実践してみた

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他のものよりもやや「幅広」。

ドット方眼で、白紙、罫線、グラフのものと比べて使い勝手がいい。

もともとページに数字がついており、インデックスがしやすい。

しおりひもが3本ついていて便利。

(最初にこの記事を書いてからすぐあとに、実際のバレット ジャーナルの手帳の最新版が発売された。ロイヒトトゥルム製だ。今使っているのはそれで、大変気に入っている。)

さらに私は、お気に入りだったペンを鉛筆と携帯用鉛筆削りに替えた(アル・ゴア副大統領のスピーチライターだったかのダニエル・ピンクも「紙と鉛筆」派だ)。感触も好ましい上に、 鉛筆を削ることが頭脳の小休止となって一石二鳥。そして何よりも大事なのは、鉛筆はミスに寛大(すぐに消せる)なことだ。

定規について。私は今使っているペン差しホルダー付きの手帳が気に入っている。ミーティングや企画会議で移動する時に、手帳だけ持てば済むから。

(バレット ジャーナル公式のロイヒトトゥルムの手帳には、別売品のペン差しホルダーがある。)

ステップ2:記号


さまざまな箇条書きを区別するための記号を以下に紹介する。付箋を使う場合は、通常よりも大きなものがお勧め。

・タスク :「□」
「・」より大きくて見つけやすいし、完了後に塗りつぶすのも満足感があって楽しい。

・予定:「△」
アポイントメント(Appointment)の頭文字、「A」に似ているから。大事なミーティングなどにつける。

・イベント :「◯」
誕生日や祝日に。

・M.I.T「Most Important Task(最重要事項)」:「☆」か「*」
その日で一番重要なタスクにつける。

・締切 : 「!」
私の仕事の大半は締切がある。タスクに最大の注意が向くように。

・メモ: 「―」

・探求 :「?」
バレット ジャーナルでは「探求」に「目玉マーク」を推奨しているが、描くのに時間がかかるので、素早く描けるこのマークを使っている。

1日を振り返る時や、その日の仕事を処理するとき、それぞれのタスクや予約にほどこす行為は次の通り。

・完了:四角を塗りつぶす。

・進行中:四角に対角線を一つ描き込む。

・移動:右向きの矢印をつけて、翌日に移動させたことを示す。

・予定:左向きの矢印で、タスクがウィークリーログかマンスリーログに移動したことを示す。

・必要なくなったタスク:タスクの上に取り消し線を引く。(「完了」に似た満足感も味わえる)

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(timmaurer.com)
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翻訳=かわのひろこ 編集=石井節子

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