テイラー・スウィフト「ネトフリ効果」で旧作がチャート復活

Photo by Graham Denholm/Getty Images

ネットフリックスは、テイラー・スウィフトのドキュメンタリー映画「ミス・アメリカーナ」の配信を1月31日からスタートした。この映画は既に様々なメディアで注目を集めているが、スウィフトのデビューから現在までを追った内容を受けて、彼女の過去の作品への関心が高まっている。

映画を観たファンたちが過去の楽曲をストリーミング再生したり、新たにダウンロードした結果、スウィフトの過去アルバムは今週の全米アルバムチャート、ビルボード200で急浮上した。その筆頭にあげられるのが、今から1年足らず前に発売初週1位を飾った「Lover」だ。Loverは24位から11位に順位をあげた。

さらに、スウィフトのキャリアを代表するアルバムの「1989」も、前週の125位から72位に急上昇した。さらにそのすぐ下の178位には前週176位から100位近い上昇を遂げた「Reputation」が入っている。

これらの3枚のアルバムは、前週の時点で上位200位圏内に入っていたが、圏外だったアルバム「Red」も165位に浮上し、再び脚光を浴びている。

スウィフトが今週のビルボード200で存在感を示せたことは印象深いが、この勢いが来週まで持続する見込みは薄いだろう。何故なら、これらのアルバムの大半は既に膨大なリスナーを獲得した旧作であり、映画「ミス・アメリカーナ」で彼女の楽曲に初めて触れたファンは少数派と考えられるからだ。

編集=上田裕資

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