ウォズニアックがミランダ警告を受けた理由は、恐らく紙幣の印刷をめぐるものだったのだろう。「私は2ドル紙幣のシートを持っていた。向こうはそれが合法であることを分かっていたが、怒ってしまった。これは何だ、どこで手に入れたんだ、なぜミシン目が入っているんだ、と」
ウォズニアックは、2ドル紙幣を「高品質プリンター」で印刷し、それをシートに貼り付けたのだと説明。「これは法定紙幣として米政府が定める仕様を満たしている」と語った。「シークレットサービスはこれを3度認可した。今や法定紙幣だ。私は2ドル紙幣を並べて印刷したシートを5ドルで売っている」
幸いなことに、ウォズニアックの資産のほとんどは小額紙幣を複製する怪しげな事業によるものではない。彼はその代わり、私たちにパーソナルコンピューターを与えてくれた。これはほぼ全ての人に大きな利益をもたらした贈り物だ。ただ、ウォズニアックが常にユーモアのセンスを持っていることを知れたのはうれしい発見だ。